第五十話
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次は佐野裕一郎
投法はスリークォーターとサイドスローの中間くらいだろうか
客観的に見ると投げにくそうなフォームに見えるが、本人にそう感じる様子は見られない
ビュン
パン
虹太郎
「(生島君と比べると球威が弱い。『サイドの5km/h増し』を加味しても120km/hはないかな?)」
『サイドの5km/h増し』とは、サイドスローから放たれる体感速度は、実際の速度より5km/h早く感じると言うものである(一般的には、サイドは5km/h増し、アンダーは10km/h増しと言われているらしい)
事実、スピードガンに記録されている球速は、最速113km/h
球速こそ遅いが、佐野には彼なりの武器があった
虹太郎
「(彼はコントロールがかなり良い。四隅を的確に突ければ後は変化球身につけて、相手を手玉に取れる)」
佐野は投げた20球の内、19球を虹太郎のミットを動かすことなく投げ込む制球力の高さを見せた
最後は一ノ瀬要だ
彼は先の2人とは明らかな違いが1つあった
それは
虹太郎
「(左利き、か…)」
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