スーパーロボット大戦OG外伝
0518話
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な機体をフィリオが開発したとして、それがシャドウミラーとしての戦力として期待出来るのなら、もちろんそっちに乗り換えて貰ってもいい。だが、今は駄目だ。カリオン自体が実験機であり練習機でしかないからな。この機体でここまで戦ってきたお前の技量には素直に感心するが、この先もそれで通じるとは限らない」
「だが、それは逆にカリオンで通用する可能性もあるという事だろう!」
まぁ、スレイの言いたい事も分かる。だが原作知識のある身としては修羅神は運動性の高い機体が多いというのが分かりきっているんだよな。特に上級修羅の操る修羅神や、女の修羅の専用機ではあるが猫型の修羅神シトリーなんかを相手にする可能性を考えればカリオンでは心許ない。バルトールの相手をしたんだから大丈夫だとは思うが、不安要素を消しておくのにこしたことはないしな。
「とにかくだ。悪いが、これは決定事項だ。そもそもカリオンのような戦闘機だとPTやAMがメインのシャドウミラーと行動を共にするのは難しいだろう」
「それは……」
あるいは、カリオンの速度を落とせばシャドウミラーの機体と行動を共にするのは可能だろう。だが、そうなるとカリオン最大の持ち味である速度を殺す事になる。
それをスレイ本人も理解しているのだろう。10秒程悩み、やがて小さく頷く。
「分かった、その命令を受け入れよう。……ただし! 兄様がカリオンの後継機を開発して、それが高性能な機体だったら私はそっちに乗るからな!」
「ああ、もちろん構わないさ。もしそうなってくれるのなら、シャドウミラーとしても願ったり叶ったりだし」
「おいっ、いつまで話しているんだ! イチャイチャするのもいい加減にしろ! 俺との模擬戦を忘れるな!」
そう言い、再びイザークが俺の腕を引っ張ってエルアインスの方へと連れて行く。
「だ、誰がイチャイチャだ! ふざけた事を言うなぁっ!」
そして俺達の後ろではイザークにからかわれて怒ったのか、顔を真っ赤に染めたスレイがそう怒鳴っているのだった。
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