スーパーロボット大戦OG外伝
0518話
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ネーターを相手に戦う為に否応なく集団戦闘を身につけてきたので、部下の指揮は得意という訳では無いが、苦手という訳でもないのだろう。
……そもそも士官学校を出ている以上はその辺もしっかりと習っている筈だしな。
「あ、スレイ……」
そしてムウの機体が操るG・レールガンがスレイの操るエルアインスの胴体へと派手にペイントをぶちまけ、最終的にこの模擬戦はSEED組の勝利となったのだった。
「スレイとムラタのコンビは機体が向いてなかったな」
ムラタに関してはともかく、スレイもこれまでずっとカリオンという戦闘機に乗ってきたのだ。それがエルアインスというPTを使ってもパイロットの能力と機体の能力が合っていないんだろう。
「そうだろうな。だが、それならどうする? スレイにはこれからもカリオンとか言う戦闘機に乗せるのか?」
「……さて、どうしたものか」
純粋にシャドウミラーの事だけを考えれば、カリオンではなくPTやADに乗せた方がいいだろう。最初は戸惑うかもしれないが、スレイ自身の操縦センスや潜在能力は相当に高い。だが、第二次αや第三次αに出て来たようにハイペリオンありきとして考えるとこのままカリオンに乗せて、後継機であろうベガリオンに乗った方がいいのも事実なのだ。
まぁ、もっとも。俺の知識にあるのはあくまでも今現在進んでいるOG外伝までしかない。その後の続編が出たのかどうか。あるいは出たとしてもそこでハイペリオンが登場しているかどうかでも随分と話は変わってくる。
……そうだな。いつハイペリオンが登場するのか分からない以上はPTなりAMなりに乗せた方がいいだろう。もしフィリオがベガリオンを完成させたら、改めてそっちの方に乗って貰えればいいだけだしな。
そう判断していると、やがてそれぞれの機体が休憩所の近くにある駐機場へと戻り、パイロット達が降りてくる。
「……アクセル・アルマー!? 来てたのなら来てたと……来い! 俺と模擬戦をするぞ!」
パイロットスーツのヘルメットを脱いだイザークが俺を見つけるや否やそう言い、再びヘルメットを被って俺の手を強引に引っ張っていく。
まぁ、別にいいんだが。イザークをシャドウミラーに引っ張り込んだ時にいつでも相手をしてやるって約束してたしな。
そんな風に引っ張られつつ、スレイの横を通り過ぎた時に声を掛ける。
「スレイ、悪いがお前はカリオンから降りて貰う」
「なっ!? ちょっと待て、アクセル! 何で急にそうなる!?」
「バルトール事件の時も言っただろう? カリオンのような戦闘機では脆すぎるんだよ。だからお前にはこれからPTやAMといった人型機動兵器に乗って貰う事になると思う」
「いや、だが……」
「……心配するな。取りあえず今は、だ。もしカリオンの後継機のよう
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