スーパーロボット大戦OG外伝
0518話
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損傷については考えなくてもいい。
……レモン曰く、俺が操縦すれば機体の疲労度は高いらしいが。
「アクセル、こっちに来るとは珍しいな」
俺の姿を見つけたのだろう。椅子やテーブルを広げた休憩所からコーネリアが姿を現す。その近くにはオウカの姿もあった。そして万が一に備えてか、メギロートも数機程待機している。
「それ程でもないだろう」
そうコーネリアに返しながら休憩所の方へと歩いて行く。
「今戦っているのは、ムウ、ムラタ、イザーク、スレイの4人か」
「そうだ。ムウとイザーク、ムラタとスレイがそれぞれ量産型Wを10機ずつ率いての戦闘になっている」
ほら、と手渡されるスポーツ飲料と共にコーネリアがそう言う。
なるほど。SEED組とOGs組か。
「アクセルさん、魔法球の方はもういいんですか?」
「ああ、エヴァが中に入ったから1時間すれば終わるだろう。まぁ、最低でも今日1日程度は悪影響が出ないか様子を見る必要があるけどな」
「そうですか。では明日からは私達も魔法球を十分に活用出来ますね。……それにしても魔法、ですか。やっぱりどこか違和感がありますね」
まぁ、オウカにしてみればこれまでずっと科学の世界で生きてきたんだからしょうがないと言えばしょうがない。だが。
「サイバスターやマサキを見たんだろう?」
「あ、はい。シロちゃんとクロちゃんは可愛かったです」
「あの2匹も人の言葉を喋る使い魔で、一応魔法の一種に入るんだけどな」
「……そう言えばそうかもしれませんね。でもこれまでずっと科学の世界で生きてきたので……」
「お前達、魔法についての話もいいが、そろそろ決着が付きそうだぞ」
コーネリアに言われて、模擬戦の行われている戦場へと視線を向ける。
そこではSEED組もOGs組も1機ずつエルアインスは落とされており、量産型ゲシュペンストMk-Uに関してはSEED組の残りが5機、OGs組の残りが2機となっている。
予想外の結果だな。一瞬そうも思ったが、各機のデータを見て納得する。
脱落してるのはイザークとムラタ。
ムラタ自身は今模擬戦をしている4人の中では恐らく最も腕が立つだろう。だが、それはあくまでも近接戦闘ありきで考えた場合だ。これまで無明を、そしてシシオウブレードを主力として使ってきたムラタにしてみれば、射撃用の武器しか無いエルアインスはその操縦スタイルに著しく合っていないのだろう。そして量産型ゲシュペンストMk-Uの残りの差は単純に指揮能力によるものか。イザークはコーディネーターの赤服として。スレイはプロジェクトTDのNo.1として、ムラタはこれまで個人主義の傭兵として戦ってきただけに部下の指揮というのはそれ程向いていない。だが、ムウは別だ。個人の力では勝っているコーディ
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