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魔法少女リリカルなのは 〜黒影の死神〜
『第二十四話』〜会談〜
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「拓斗君が言った通りよ。今の私達には人手が足りない、正直今の戦力では不安でしょうがないの」


 包み隠さず説明する。


「そんな時に観測された強力な魔力値。それも管理局にほんの僅かにしかいないAAAランクの魔導師が3人…………拓斗君となのはさんとフェイトさんの事です。正直に言って、喉から手が出るほど貴方達が欲しいです」

「で?………」

「私はあなた達が欲しい。でも、あなた達が拒絶を示すようなら無理強いはしません。もし協力してくれていたとしても、危険があれば必ず守るつもりでした。どうかそれだけは信じてください」


 再び私は頭を下げる……………


「リンディ…………さっき言った筈だ。素直に協力して欲しいと言ってくれれば快く手を貸すって」

「それじゃあ!」

「勿論、手を貸してやるさ」


 拓斗君は先程とは裏腹に優しい笑みを返してくれた

















「協力する者同士にとって一番大切な事は何だと思う?」


 突然拓斗君がそう言ってきた。


「それは?」

「隠し事をしない事だ。お互いが本音で語り合って初めて信頼関係が生まれる。信頼できない相手とは協力なんか出来る筈がない」

「……ええ、そうね」

「だから俺は真実を言わなかったお前を信用する事が出来なかった。さっきは失礼な事を言って悪かった」


 頭を下げる拓斗君。


「とんでもないわ、謝らなければいけないのは私の方よ。なのはさんもごめんなさい、怖がらせてしまって」

「は、はい……」

「リンディ、俺は管理局は決して信用することはないだろう。だが、少なくともこの場にいる三人だけは信用するよ」

「それじゃあ……」

「ええ、協力しますよ。俺はね……」


 そう言ってなのはさんを見つめる拓斗君。


「なのは……もし、お前が嫌ならこれで」

「ううん、私も協力するよ。さっきも言ったけど……私に出来る事があるなら私は頑張りたい」

「……そうか」

「拓斗……いいのか?」

「私達、酷い事を……」

「ああ、俺はキミ達を信じるさ」

「わかった……ならば僕は全力で君キミ達を守ろう」

「どっちかって言うと、クロノ君が守られる立場じゃないの〜?」

「エイミィ!!」

「あははっ!!」


 エイミィにつられて笑うみんな。先ほどまでの重苦しい空気は払拭された。


「あ、そうだ……お前たちは大丈夫だろうが、もし上層部等がなのはやなのはの周りの人達に手を出して無理矢理従わせようとしたら……」


 そう言った拓斗君から凄まじい殺気が迸る。手からは炎を出現させ、さらに周囲
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