『第二十四話』〜会談〜
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どうも矛盾するんだよな〜、お前の発現は」
「拓斗君、私は「言い訳を聞きたいんじゃない」ッ!!」
私は、拓斗君に胸倉を掴まれる
「な、何をしてい「動くな、動いたらこの女を殺すよ?」っ!!」
その言葉と同時に首にヒンヤリとしたモノが当てられる。なに? ナイフ?
「流石艦長になった者なだけはある、人の上に立つその能力は称賛に値する……だが相手を子供と言う先入観で見過ぎたな」
「……………………………」
今の私は顔が青ざめている事だろう。顔から血の気が引くのがわかる。
「どうしたんだよ? 俺は褒めてるんだ、少しは喜んだらどうだ?」
「拓斗! 管理局の人に何やっているんだ!」
ユーノ君が拓斗君の肩を掴んで引きはがそうとする。
「黙っていろ。今こいつの化けの皮剥ぐ所だ」
「化けの皮って……………」
「質問を続けよう。クロノ・ハラオウン。今回の件、何故一人で来た? 増援なら呼べる筈だが?」
「それは……緊急事態だったから」
「なら、増援が来なかった理由はなんだ?」
「…他の局員は別の任務等があって……」
「次元震を引き起こすかもしれない物よりも優先する事があるのか? あれが危険な物だと言ったのはお前等だぞ?」
「それは……」
「世界が崩壊なんて言って、その次はゆっくり考えろ? ずいぶんおかしなことを言うものだな……そんな事をするより手を組んで片付けようと考えられないのか? 答えてみろ、リンディ・ハラオウン」
「っ!!」
首にあった感覚が移動し頬を撫でる……
「どうした? ……まさか竦んで喋れないのか? だったら俺が代わりに言ってやる…………」
拓斗君はそう言って私にチェックメイトをかける。
「危機感を煽る事を言って、此方側から協力させるように仕向けて、使い勝手がいい道具にするつもりだったんだろ? なのはを客観的に見ても今までの話を総合しても協力すると言うだろう思って。そうだろ?」
「な! 適当なことを言うな!」
クロノが拓斗君に飛びかかろうとするが、
「ならもう一度言うがな、クロノ。なぜお前が昨日あんなにボコボコニされたのに、増援がこなかったんだ? 最優先項目以上に大切なことがあるのか?」
「そ、それは………」
「昨日お前の元へ増援がこなかったのが何よりの証拠だよ」
「くっ……艦長!! 何黙っているんですか!? このままじゃ我々管理局が誤解されてしまいます!」
「言い返せないんだよ、誤解だったら直ぐに否定できるはずだ………全く、素直に協力して欲しいと言ってくれれば快く手を貸してやったのに」
「………」
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