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魔法少女リリカルなのは 〜黒影の死神〜
『第二十四話』〜会談〜
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ツとは仲良くやれそうだな。


「コホン……そろそろいいかしら?」


 リンディがワザとらしく咳をする。


「どうぞ」


 そういって俺はコーヒーを飲む。苦い、砂糖を入れた方が良かったな。
 リンディも近くにあった極甘珈琲を口にして、


「これよりロストロギア・ジュエルシードの回収については時空管理局が全権をもちます」

「「え……」」

「へぇ、後からやって来た分際でよくそんな大口が叩けるな……つまり何か? 管理局が来たから最初からやっていた俺らはもういらないと?」

「口が悪いな……まぁ、言ってしまうとその通りだ。君達は今回のことは忘れて、それぞれもとの世界に戻り普通の生活を送るといい」

「でも、それは!!」

「次元干渉が関わっているんだ。民間人を出る話じゃない」


 なのはが反論するが、クロノは聞く耳を持たない。


「まあ、急に言われても気持ちの整理も出来ないでしょう? 一度戻って、ゆっくり三人で話し合うといいわ。その上で、改めてお話ししましょう?」











 ―――――――は?


 こいつ今何ていった?……………なるほどね、結局はそういう事か………


――パチパチパチパチ……


 俺は思わず拍手をしていた。


「……………何かしら?」


 リンディが俺の気配の変化に気づいて僅かに警戒している。


「いや、実にいい演出だと称賛しているんだ」

「おい、何を言っているんだ?」

「クロノ………お前さっきのリンディの会話、何か気付かなかったのか?」

「何の事だ?………」

「……『これより、ロストロギア、ジュエルシードの回収については、時空管理局が全権を持ちます』」

「!?」


 俺はリンディの声で先ほどリンディが言った事を復唱した。


「いくつか質問をしよう」





 リンディside

「いくつか質問をしよう」


 拓斗君がそう言った瞬間、圧倒的な威圧感が私にのしかかる。


「まずクロノ、先程のリンディの言葉の後、お前は何て言った?」

「確か、次元干渉が関わっているんだ。民間人を出る話じゃないだったな」


 戸惑いながらクロノがそう答える。


「そう、じゃあ次にリンディ」

「な、何?」

「民間人が出る話ではないのならば、なぜ『ゆっくり話し合った』後、『改めて話す』必要があるんだ?」

「た、拓斗君?」

「どうしたんだ?」


 なのはさんとユーノ君も彼の態度に驚いている。


「『民間人が出る話じゃない』のなら、民間人である俺達の気持ちの整理など必要無いよな?
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