『第二十四話』〜会談〜
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集めていました」
なのはが答えた。
「そうでしたか……では、次はこちらから」
リンディは時空管理局やロストロギア…………ジュエルシードについて話し始めた。
「なるほどな……」
ロストロギアとは進化し過ぎた文明の危険な遺産。使用法によっては世界どころか次元空間さえ滅ぼしかねない危険な技術であるらしい。そういった危険物の封印と保管をするのが管理局の仕事の一つだそうだ。ジュエルシードはそんなロストロギアの一つで『次元干渉型のエネルギー結晶体』で、複数発動させることで次元空間に影響を及ぼす『次元震』と呼ばれるものを引き起し、最悪の場合、幾つもの並行世界を壊滅させるほどの災害『次元断層』の切欠になる、と。
次に管理局。 管理局は簡単に言えば軍隊・警察・裁判所の3つを統合した、強大な組織。ロストロギアを確保・管理する事が時空管理局の任務の一つらしい。
………ソウルに調べてもらって思ったが……叩けば叩く程埃が出そうだな、その組織。管理というより支配の方が合っている気がする。これでは独裁体制国家と変わらない。
それに世界の消滅……ずいぶん話が大げさだな。その通りだけどあんな小さい宝石で世界が何個も崩壊なんて、世界はかなり安く出来てるな。
「世界の……崩壊」
なのはが真に受けている……次元震はなのはが身をもって経験したしな。
今の内に釘でも刺しとくか?
……利用されるかもしれないしな。
そう思ってリンディの言葉を一つ一つ聞き逃さないようにしていた。
「ところで高町さんは聞いたけど、月詠君。なぜあなたはジュエルシード集めをしているのかしら」
リンディの質問を受け大雑把にだが説明をした。
ユーノとなのはが出会い、なのはが危険な目に合わないために最初は死神と名乗り正体を隠しながらも助けた事。
ジュエルシードを集めている途中で出会ったフェイトという子。
だが、たがいに理解を含め良い好敵手になっていったこと。
そして互いに協力し合って封印した昨日のことを。
「クロノ君……」
「な、なんだ?」
「キミ…空気読もうよ。確かに止めるのも大切だけど、あのタイミングは無かったと思うな〜」
「う…しかしだな……僕はやるべき事をやっただけであって……」
「まぁ仕方ないか。キミ、昔からそうだったもんね」
「………」
「あれ? 怒っちゃった? も〜〜冗談だよ〜〜♪」
どんどん落ち込んでいくクロノ。
「まぁ、なんだ…その……気にするな……」
「ああ……ありがとう……」
出会いはアレだったけど、コイ
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