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久遠の神話
第七十六話 富を求めるならその十
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言う権藤だった。それはまさにその通りである。
「その為に戦っている」
「相手は少ない方がいいね」
「政治の世界、経営者の世界でもだが」
 表だけでなく裏も知ってそのうえでの言葉である。
「相手を倒すことも蹴落とすことも時としては必要だ」
「じゃあその相手は少ない方がいいね」
「その通りだ、常に正々堂々ともいかない」
 権藤は自分の嗜好もある程度話に出している、しかしそのことに意を介さずそのうえで話していくのだった。
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