第七十六話 富を求めるならその七
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ためて問うたのである。
「私に富を用意してくれたのかな」
「そうだと言えば」
三人の中央にいる聡美が応えた。右に智子、左に豊香がいる。
「どうされますか」
「乗らせてもらうよ」
王は微笑んで聡美に言葉を返した。
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