57部分:56:幾つもの攻防
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56:幾つもの攻防
陸士108部隊の教導をナカジマ三佐の好意により、中断し、飛行許可まで貰って新人達が地下を探索している廃棄区画の方へと急いでいる。
「しっかし、女の子にレリックか、もう一個ありそうだってのも驚きだな」
「あぁ、しかももうガジェットも出てきてるらしい、急ぐぞ、良彦、ツヴァイ」
「はいです」
ツヴァイとは途中で合流した、あちらも急いで向かっていたらしい。
廃棄区画に近づく、部隊員に聞こえる念話で新人達が
「(私達の目的はレリックの確保だから、此処は無駄に戦わずに、隙を見て引きましょう)」
「(うん、レリックを取られないようにちゃんと守りながら)」
と、言っている。
「(おッしお前ら良い判断だ、あたしらがもう少しでつくから、しっかりレリック確保しとけよ)」
「(あぁ、目の前の壁抜けりゃそこが現場だからな)」
言ってる間に壁…実際には床だ…が迫る。
「アイゼン!」
『了解、ギガントフォーム』
ヴィータのグラーフアイゼンのヘッド部分が巨大化し、それを振りかぶり一撃床を突き抜けて煙と共に突入、良彦とツヴァイも続く。
驚く新人と、敵対勢力と思われる、少女、融合騎、亜人を視認。
少女は紫の髪、黒を基調としたドレス風バリアジャケット、白いソックス黒い靴、手には大きな宝玉のついた恐らくデバイス。
融合騎は赤い髪に露出の多い水着のような衣装、羽と尻尾が特徴的だ。
亜人は黒い肌に額に1つ、左右に2つずつ目のような器官を持っている人型で全身が甲冑のようにも見える上に尻尾を持ち、マフラーのような布を首に巻いている。
「捕らえ、凍てつく足枷…フリーレンフェッセルン!」
素早く一緒に居た少女と融合騎にツヴァイが氷の拘束魔法を唱え、小さな氷山を作り出す。
「ふっとべー!」
ギガントフォームのアイゼンを振りかぶったヴィータが亜人と激突、一瞬の拮抗、其処へ。
「ゼピュロス、モードツヴァイ」
『了解…モードエウロス』
普段の籠手の肘辺りに噴射口が出来る
「押し込めッ!」
『了解、炸裂する嵐』
轟っという噴射音と共に拳打が加速され、アイゼンの後側、亜人と反対を殴りつければ…二重の衝撃に亜人が吹き飛び、柱をおりつつ壁にめり込んでいった。
「おっし、皆無事か?」
「他に敵とか残ってるか?」
「皆さん大丈夫ですか?」
良彦、ヴィータ、ツヴァイの声に、驚きと困惑をしつつも頷く新人4人とギンガ。
ギンガは捜査中、発見された少女が入っていたらしい生体ポッドを見つけ、此方の事件とリンクしていると考え協力してくれたらしい。
白のアンダーに紫と
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