少年の暖かな光は道を誤った老人の心に愛を灯した
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爺ちゃんも気を付けてね!!」
ギィイ パタン
臓硯「ふはは・・ひゃはははは・・ぬひゃ
ひゃひゃひゃ!! あの糞餓鬼がぁあああ!!
親子揃ってキ○タ○を蟲に喰らわせてくれるわ
ぁあああああ!!」
この日冬木市のある一つの家で凄まじい
轟音が鳴り響いたが どうせ何時もの
借金取りだろうと納得し近所の人々は
気にも止めなかったと言う
・・その日の深夜蟲倉にて・・
儂は今長い間共に生きた儂自身とも言うべき
蟲達を見下ろしている
思えばこの二百年己の時間は止まって
いたのだろう 前に進むのが怖かったのだろう
だけどこれからは少しずつ前に進んでみよう
もう過去を振り返るはやめよう
この世の総ての悪を根絶すると言う原初の
誓いは破るつもりはない
臓硯「じゃがのぅユーリ儂は今暫くは
儂の家族達と今を生きる事にするよ
そして何時か胸を張って君に会いに行くよ」
そう誓うと儂は蟲倉を出ると外側から
二度と入れぬよう封印を施し蟲達への
魔力供給をカットした
そして儂は後ろを振り返る事なく蟲倉を
後にした
【幸せになってねゾォルケン】
ふと懐かしい声が聞こえたような気がした
臓硯「ありがとうユーリ君に会えて幸せ
だったよ」
・・空には満天の星々が輝いていた・・
後書き
と言う訳で今回の主役は間桐臓硯お爺ちゃん
でした
臓硯とユーリの過去は私のオリジナルですが
それ故に力を入れました
過去を振り切った臓硯は真の家族を手に入れ
これから一緒に歩んでゆきます
そして直接の出番はありませんでしたが
時臣が良い味を出していますね
次は彼が主役かな(笑)
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