一章 幕間劇
引っ越し×給料
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ら和奏は、長屋に一真隊ののぼりを見たそうだ。
「あー、そういえば一真さんって久遠様の屋敷から追い出されたと聞いたけどー」
おいおいそれどこの噂だよ?それを聞いた犬子は捨てられた目でこちらを見るが。
「え?ボクは久遠様に手を出したから追い出されたと聞い『パシイィィィィィン』・・・・・・!?」
ハリセンで殴ったが遅かった。犬子や雛、それにひよやころがこちらを見て何やら言っていたが俺はそれぞれにハリセンで叩いた。
「全く、雛。面白くない冗談を言うな。また言うとだな・・・・」
「わ、分かりましたから!もう叩かないでー」
面白くない冗談を言った雛には二度と冗談言うなと言っておいた。その後、武士の手柄について三人に聞くと三人とも首級と言った。まあ予想はしてたけど、まあひよところには別の手柄をたてれば良いと言った。その後、三人共まだハリセンのダメージはあったが行ってしまった。ひよところには三若より軽く叩いたけどね、首級と聞いた二人は落ち込んでいた。
「やっぱり武士の一番の手柄は、首級なんですね」
「うーん。仕官するのも大変だったけど、この先は大変そうだなぁ・・・・」
俺は落ち込む二人に頭を撫でた。そしたら撫でるのが、初めてだったのか驚いていたけど。
「首級も大事だが、一真隊の手柄は久遠が喜ぶ事をすればいい。例えば裏工作とかな、城に忍び込んで城門を開けるとかな」
「なるほど。それに首級は一真様も取れますけど、私達には私達なりにやれますね」
「そうだ。それにな、一真隊の後ろ盾には黒鮫隊もいる。だから安心して指揮を執るがいい」
安心させた後、いくつか買い物をした後に引っ越し祝いとして俺が奢る事にしたんだが、一つ問題が発生した。二人は俺の部下になったから俺から給料を渡さないといけない事が判明。確か知行だったな、スマホで見るとこう書いてあった。武士の給料の事。知行地を貰い、その土地の収入がお給料になるという給料形態の事って書いてあったがどういう事だ?
「(ひ、ひよ・・・・。大丈夫なの、一真様?)」
「(て、天から降りてきた御方だから、その辺り詳しくないだけだよ。お金については知ってるみたいだけど)」
「(まさか私達、扶持がないって事ないよね?)」
「(それはないと思うけど・・・・。ちゃんと説明すれば大丈夫だと思うけど・・・・たぶん)」
ふむ、俺に聞こえないように話してるがダダ漏れなんだけどな。スマホで見ると扶持とは、武士のお給料の形態の一つで仕える主君から直接給料を渡す事を扶持と言う。あー、つまり俺が直接一真隊のメンツに直接手渡しで給料をあげなきゃいけないって事か。今までは、俺ではなく副長がパソコンで全員の給料を各口座に入れてたもんな。それに俺は現金はあまり持たない主義
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