暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
51話:七夕にかける願い
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に言われた通り、俺はなのは達の短冊とだいたい同じ位置に引っかける。
「……士君らしいお願いだね」
「そうかい」
どうやらなのはにはもう見えてしまったらしく、なんか納得した顔で頷いていた。
……やっぱこういうの見られるのって、意外と恥ずかしいんだな。
俺が笹に引っかけた短冊には、黒の油性ペンでこう書かれていた。
―――皆の願い事が叶いますように。
「士君、あっちがなんか大変そうなんだけど」
「ん?そうなの?」
なのはの言葉で振り返ってみると、何やらアリサと駆紋が言い争いをしていた。時々あるのだが、あの二人は何かと衝突している。その周りでは必至に止めようとするフェイトやすずか、はやて。それを見ながらニヤニヤと笑みを浮かべて床に座るカオル。
なんともまぁ、見てるだけで笑みがこぼれる光景だった。
「はぁ〜、止めるのいつも俺だぞ?」
ったく……こいつら…これだから飽きないんだ。
ため息交じりにそう言いながらも、内心では満更でもなさそうなことを思い、俺は皆の集まるところへ向かった。
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