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カンピオーネ〜転生〜
〜前編〜
9話
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「おーーーい、そろそろ起きろよー、もう着くぞ」

俺の方が早く起きたので隣でまだ寝ている恵那を起こすことになった。

「もう少しねさせてぇ〜〜」

寝ぼけながらそう言って来たので今度は、恵那の体を揺らして起こした。

「ふぁーーー、よく寝たー」

「よお、おはよう。もう着くぞ」

どうやら今度は、ちゃんと起きたようだ。二人で新幹線を降りる準備をし、少ししたら目的地の京都駅に到着した。恵那が当てた京都旅行券はツアーではなく、ただ今日から二泊三日分の旅館の無料券だった。なので京都駅からでてすぐに旅館に向かった。たまに京都に来ることがあり道が分かる彼女について行き、歩いて10分ぐらいでこの旅館の宿となる旅館についた。その旅館は商店街等の福引きの景品としては珍しく、結構豪華な所だった。建築100年だそうだ。部屋に入り荷物を置き、夕食までまだ大分時間があるとのことだったので二人で観光地を回って見ることにした。俺は昔から行って見たかった所がたくさんあったので、そのいくつかを回ることにした。

「じゃあまずは清水寺に行こうぜ!」

「あ、いいねー。恵那行ったことないから行ってみたいよ」

「え?行ったことなかったんだ。京都には何回か来たことあるって言ってたからあると思ってたよ」

「うん。京都には何回か来たことはあるけどそれは姫巫女として行ったことがほとんどだったから観光はしたことないんだよねー」

「そうだったんだな。姫巫女もいろいろと大変なんだな」

「まあねー」

「お、着いたぞ」

そこは、清水寺の参道清水道だった。道の両側には色とりどりな出店や土産屋がたくさんあった。

「わー、色んな店があるね。海斗!」

「だな。まあ、ここら辺の店は後で見ようぜ。先に参拝しちゃおうぜ!」

「うん!」

そのまま参道を歩き本堂に向かった。途中には西門、三重塔、鐘楼、経堂、田村堂、朝倉堂があった。それらを見て本堂に着いた。本堂をお参りした。お祈りを2人でした。あれ?カンピオーネが神に祈っていいのか?っていうかおかしいよな、神殺しが敵の神様に祈るのって。と思ってると隣で恵那が笑ってた。

「何笑ってるんだよ!」

「だって、神殺しの海斗が神様にお祈りってアハハハー、あー面白い」

「そこまで笑うことないじゃんか!」

「ごめん、ごめん」

俺が思っていたことと同んなじ事を思っていたらしい。反論はしたのだが、確かにおかしいので、説得力がないのだった。参拝も終わったので清水の舞台から景色を見ることにした。秋の紅葉を清水の舞台から見たら絶景なのだろうが、紅葉してなくても清水の舞台から見た景色はすごかった。

「すげーーーーーーー!」

「だねー、普段山に篭ってるからよくわからなかったけど
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