涙を揮って馬謖を斬る
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仲間の命を脅かす者はギルドにおいておけないのだ。
ラクサスの父親と同じように。
「ああ・・・世話になったな」
一瞬目を見開いたラクサスだったが、特に反論はしない。
くるりと踵を返し、医務室を出ていこうとする。
そして、ラクサスは最後に言い残す。
「じーじ」
――――――それは昔の呼び方。
ラクサスにとってマカロフはギルドマスターである前に、祖父だった。
「体には気を付けてな」
それだけ言って、ラクサスは医務室から出ていく。
背を向けていたから、ラクサスは見ていない。
「出てい゛げ・・・」
震える声で言い放ったマカロフが。
―――――ボロボロと涙を流していた事は。
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