スーパーロボット大戦OG外伝
0517話
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レモンの言う通り、大型機と小型機では後者の方が加速力や運動性、機動性で勝っているのは事実だ。しかし。
「防御力の問題を考えた場合は大型機の方が有利じゃないか?」
「もちろん普通に考えればそうね。けど思い出して頂戴。私達が持っている技術を。特にT-LINKフレームに関してはPS装甲の能力も持っているんだから防御力はPTとかに比べても遜色ないわ。それに……」
「それに?」
「アクセルが乗る機体なのよ? 私やマリューがその辺を考えてないとでも思ってるの? ……そもそもアクセル自身は物理攻撃が効果無いから死ぬ心配はないでしょうに」
「いや、俺はそうだが他の奴等は……」
「安心して頂戴。この小型機は完全にアクセル専用のオンリーワンよ。コーネリア達は今まで通りに普通の大きさの機体を使って貰うわ」
「……なるほど」
オンリーワン。つまり完全に俺の専用機として設計され、開発された機体な訳か。
それでも色々と疑問はある。その中でも最も大きいのが……
「そもそも新型機には特殊なシステムを色々と積み込んでいたし、ブラックホールエンジン、トロニウム・エンジン、時流エンジンの3つを組み込むんだろう? 他にもNジャマーUや通常のジャマーとか、そして何よりもシステムXN。それ等を全部積み込めるのか?」
そんな俺の疑問に、レモンは笑みを浮かべて頷く。
「ええ、その辺は最初にきちんと計算しているわ。もちろん元のままの大きさだと15mサイズに組み込むのは難しかったかもしれないけど、殆どが小型・高性能化に成功しているのよ」
「……この場合、さすが技術班と言うべきか?」
「そうね、そう言って貰えると嬉しいわ。技術班の皆もそれぞれ自分達の研究で頑張っていたしね。……半分は趣味もあったんだろうけど」
苦笑を浮かべるレモンに、マリューもまた同様に苦笑を浮かべている。
まぁ、シャドウミラーの技術班は大半が一種の趣味人に近いしな。
そう思いつつ、頭部が無い状態の新型機を見ながら口を開く。
「ちなみに頭部はどうなってるんだ? このハンガーには無いようだが」
「頭部についてはちょっと問題があってね」
「問題? 頭部にか?」
それこそブラックホールエンジンやトロニウム・エンジンのようなこれまで扱っていなかった技術について開発に難航するというのなら分からないでもないが、頭部に問題? 何か未知の技術とか使ってたか?
そんな俺の疑問が顔に出ていたのだろう。再び苦笑しながらレモンとマリューはお互いに顔を見合わせる。
「別にアクセルが心配するような理由じゃないわよ。技術的にはこれまでの集大成みたいな感じで、目新しい技術は使ってないし。敢えて新技術を上げるとすれば頭部に内蔵するビームバルカンくらいかしら。でもこれにしたって新技
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