スーパーロボット大戦OG外伝
0517話
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口へと運ぶ。
「データのバックアップについてはどんな具合だ?」
「そうね。量が量だけにちょっと時間が掛かってるけど、それにしても今日中には終わると思うわ」
「そうか。なら問題は無さそうだな」
この魔法球の中で今日1日をデータのバックアップ等に使い、明日1日をその確認に使う。そうしておけばさすがに問題は無いだろう。
「……さて、なら早速行くとするか。隔離地区のハンガーで良かったんだよな?」
「そうよ。ハンガーA-1」
……そう言えば、A-2とA-3には入った事があったけどA-1は初めてだな。
まぁ、レモンが俺に入らないようにと言っていたのもあるが。
そんな風に思いつつ、マリューと一緒に隔離地区にあるA-1へと移動。ハンガーの扉を開けると……
「へぇ、これが俺の新型機の……ん?」
ふと浮かんできた違和感。
どこがおかしい? と思いつつ、目の前にあるT-LINKフレームで仮組みされた骨組みへと視線を向ける。顔の部分が付いてないのはまだ仮の骨組みの段階である以上はしょうがないだろう。T-LINKフレームが赤いというのはヒュドラの時に見ているので分かっている。違和感はそれじゃない。つまり……
「小さい?」
そう。明らかにPTやAM。そしてグロウセイヴァーのようなADに比べて小さいのだ。2回り……いや、3回りかそれ以上。頭部がまだないので正確なサイズは分からないが、その頭部を抜かした状態で13m前後。つまり頭部を入れても恐らく15m前後になる、のか? 通常のPTやAMが20m前後であると考えると、かなりの小型機と言ってもいい。確かフェアリオンが15m強だった筈だから、あのくらいの機体になる訳か。
「そうよ。アクセルの新型機に関してはこれまでのPTやAMに比べて随分と小型機になる予定なの」
そう言いながらハンガーの奥の方から歩いてきたのはレモンだ。その手に持っているディスクを見る限りでは、データのバックアップを取っていたのだろう。
「……何でまたここまでの小型化を?」
「理由の1つとしては、ヒュドラの存在ね。多機能型バインダーの名前通りにバインダー自体に色々な機能が備わっているから、機体のスペースに余裕が出来たのよ。そこでそのスペースに何か新しい機能を組み込むか、あるいはいっその事その空いたスペース部分を無くしてしまって機体自体を小型化するか」
そこまで言い、新型機の骨組みへと視線を向けるレモン。
「アクセルの基本戦闘スタイルは速度を重視したものでしょう? それを考えた結果、小型化を選択したの。例えば同じ推力でも小型機と大型機――この場合は普通のPTサイズね――だと、小型機の方が速度という一点で上なのは理解出来るでしょう?」
「確かにそれはそうだが……」
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