暁 〜小説投稿サイト〜
Re;Generations
暗黒の時代
第3話
[4/4]

[8]前話 [9] 最初
「リアルですねー」

 一連の作業を感心そうに覗き込むアビー。

「で、後はインベントリから寝袋を取り出して・・・んで、おやすみなさい」
「え、野宿ですか?」

 彼女は心底嫌そうな表情を浮かべる。

「いや、そのままログアウトすると何分間か無防備な状態になるから、こうやってキャンプ張るんだ」
「ああー・・・ちょっと面倒ですね」
「でも、悪くないだろ?」
「そうかもですね」

 アビーもまた、寝袋を取り出しそれを地面に敷くと、アレクシスからキャンプファイアを挟むようにして寝転がった。

「では、おやすみなさい?」
「おやすみ。また後で」

 少年はログアウト手順を行うと、カウントダウンと共に目蓋が重たくなり、それに抗うことなく眠るように意識は闇に落ちていった。
[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ