暗黒の時代
第3話
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「リアルですねー」
一連の作業を感心そうに覗き込むアビー。
「で、後はインベントリから寝袋を取り出して・・・んで、おやすみなさい」
「え、野宿ですか?」
彼女は心底嫌そうな表情を浮かべる。
「いや、そのままログアウトすると何分間か無防備な状態になるから、こうやってキャンプ張るんだ」
「ああー・・・ちょっと面倒ですね」
「でも、悪くないだろ?」
「そうかもですね」
アビーもまた、寝袋を取り出しそれを地面に敷くと、アレクシスからキャンプファイアを挟むようにして寝転がった。
「では、おやすみなさい?」
「おやすみ。また後で」
少年はログアウト手順を行うと、カウントダウンと共に目蓋が重たくなり、それに抗うことなく眠るように意識は闇に落ちていった。
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