SAO編−白百合の刃−
SAO12-もう一人の副団長
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ームクリア時に『白百合』って二つ名を更新して発表されたでしょ。それを知っているなら、貴女のことを知っていてもおかしくはないし、会いに来ることもおかしくはないでしょ?」
「そうなるのもおかしくないけどさ……」
私達はなんとか『ボーナスゲーム』をクリアすることができた。その時、私だけ二つ名で参加していた『白の剣士』がボス討伐後に『白百合』に変わっていた。そういう使用なのかはわからないし、過去にあった『ボーナスゲーム』に参加していたプレイヤーの体験談も聞いたことないから自分自身もよくわかっていない。なんなら、しばらく放置してもいいかなとは思っていた。
「さて、隠れボスも『ボーナスゲーム』も置いといて……貴女は今日、どうするの?」
「……どうしよっか」
兄からメールが来た。内容は早朝から剣士やら情報屋が押しかけてきて、脱出するのに結晶を使うハメになったそうだ。そう思うと、ドウセツん家に泊まっといて良かった。そしてドウセツの家には剣士も情報屋も押しかけてこない。まさかドウセツん家に私がいるなんて思ってもみないかな?
「外出れば、サイン求められるわよ」
「サインと言うより、ギルド勧誘とかして来そうだなぁ……それは少々面倒だから、しばらくはドウセツの家でごろごろかな」
「自分の家でやってくれないかしら?」
ドウセツは見向きもせず、適当に流しながらウインドウを開いて操作していた。
「だってー。なんか一時期、ギルド勧誘が二十件ぐらい来たんだよ。断るのも粘り強くて大変なんだったたんだよ。しかも今回は私が薙刀スキルを使用したことが判明されたし、裏五十五層『ボーナスゲーム』に参加していた白百合って疑われているから、それ以上のギルド勧誘とかスキルの情報を貰い来るのは勘弁してほしいわ」
「あっそう」
「うわぁ、超人事……一言だけに」
「くだらない」
「そんなバッサリ切らなくても!」
ステータスウインドウの装備フィギュアを操作して、ドウセツはいつもの黒い和装に着替え、ウインドウを閉じつつ立ち上がった。
「あれ、ドウセツは出かけるの?」
「仕方ないけどね」
ドウセツがウインドウを操作している時、目付きが一瞬だけ鋭くなったような気がした。あんまり気にすることなかったけど、仕方ないという言い方にこれは厄介事が起こりそうな予感がした。
「……それって、結構重要?」
「割とね。今後の攻略に関わることだわ」
「え、マジ?」
「その原因が貴女よ。アスナから貴女を連れてくるようにと言われたわ」
「……マジ?」
「ほら、早く仕度しなさい」
「あ、りょ、了解……」
うむを言わずに私も同行されるのね。
今後の攻略に関わることに選択が絞られてくる。確実なのは厄介事になるってことだな。そしてなんだかんだ
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