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八条学園怪異譚
第五十三話 空手部主将その四
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のだ、ですね」 
 聖花は茉莉也の今の言葉に突っ込みを入れた。
「そういうことですね」
「そう、身体を鍛えていてもね」
「心もって人は少ないですね」
「よくいるでしょ、運動部でヤクザみたいなの」
「はい、確かに」
「ああいうのは屑よ」
 茉莉也は実際にそうした輩について忌々しげな口調で述べた。
「人間としてね」
「最低ですよね、暴力を振るう奴って」
 愛実は茉莉也以上に忌々しげな口調だった、子供の頃に男の子達にいじめられてからそうした人間が嫌いなのだ。
「どんな素晴らしいスポーツをしていても」
「何か素晴らしいことをしていてもそれでいい人とかはないから」
「そこでどう自分の心を鍛えるかですね」
「そうよ、空手をしていてもね」
 今回二人が行く道場で行われている武道にしてもだ。
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