TURN123 モンゴメリーの決意その四
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「ただ、このゲームですが」
「日本さんのところのゲームです」
そこのゲームだったというのだ。
「兄さんの大好きな」
「女の子が裸になっていますが」
そしてそうした声が聞こえてきていた。
「どういったゲームでしょうか」
「ギャルゲーといいまして」
「ギャルゲー、ですか」
「アステカでも造られていてあの国ではかなりの産業です」
そうなっているというのだ。
「そして日本でもです」
「かなり多く造られているのですね」
「兄さんが病み付きになる位に」
ハルマは呆れた顔でまた兄を観た、観れば。
彼はいよいよゲームに熱中していた、部屋の中はゲームだけでなく同人誌やアニメ雑誌、それにポスターで一杯だった。キャラクターの抱き枕もある。
そうしたグッズに満ちた山も観てだ、モンゴメリーはハルマに話した。
「これも全てですか」
「日本帝国のアニメです」
「そしてゴローン提督はですか」
「はい、こうしてです」
出撃していない時はというのだ。
「ゲームに漫画にアニメとヲタク趣味で」
「面白い趣味ですね」
「そうですか?かなり困ってますけれど」
「別に悪い趣味ではないと思いますが」
「誰かに迷惑もかけないですし給料分での出費内ですが」
「では問題ないのでは」
「引き篭っているだけですし」
そうした意味では問題ないというのだ、こう話してだった。
モンゴメリーは画面を観てだ、笑顔でいたのだった。
そのうえでこうも言った。
「これも日本との貿易、そして交流ですね」
「あっ、そうなりますね」
「アラビアまでが太平洋経済圏に入っているのですか」
「太平洋都中南米、それにインド洋ですね」
太平洋経済圏はそこまでの規模だとだ、ハルマも把握していた。
「アラビアは太平洋経済圏には入っていませんが」
「そうですか」
「アラビアはアラビアで」
ハルマはこうモンゴメリーに話していく。
「独自の経済圏を築いていこうと考えています」
「スエズ、そしてソープ帝国ですか」
モンゴメリーも伊達に北アフリカ方面で戦ってきた訳ではない、こうした宙理のことは把握している。そこにある文化や経済のこともだ。
「その枠組みで、ですか」
「はい、そうです」
「確かにその方がいいですね」
モンゴメリーはハルマの言葉を聞きながら同意して頷いた。
「太平洋経済圏は太平洋が軸ですから」
「中南米やインドは入ってもですね」
「中南米も太平洋に面しています」
メキシコやペルー、チリがだ。ブラジルやアルゼンチン、キューバ等は違うが同じアステカ帝国の中にあったから入られるというのだ。
「そしてインドも」
「東南アジアとの関係があるので」
この辺りは同じエイリスの植民地だったからだ、だが同じエイリスの植民地同
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