アイングラッド編
SAO編
《圏内事件》1
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こるんだ?何故俺も誘うのか。……まさか、俺も一緒にガードしていたと思っているのか?
「いや……俺は別に礼をされることは何もしてないが?」
「例えそうだとしても、来て欲しい理由があります」
「……何でしょうか?」
俺が他人に敬語を使うことはほとんどない。それだけ気が動転していた。
「あの人と2人きりだと変な噂がたってお互いに迷惑です」
「……そうか」
後ろでキリトが若干残念そうにしているが、俺が目で問い掛けると、頷いた。
「じゃあ……ご馳走になろうかな」
キリトの推薦でやって来たのは57層マーテンにあるNPCレストランだった。
途中、メインストリートを歩く2人を(俺は少し離れていた)ぎょっとした目で見ていたプレイヤーが何人かいたが、後ろを歩く俺を見て無関係ではない括りと理解すると、目を離した。
店に入る瞬間、何らかの緊張を感じた。
「……っ!!」
殺気ではない、何だかもっと曖昧な感じだった。
「ど、どうしたの?」
「おっと…」
反射的に2人を背に庇って太刀に手をかけていた。
それを見たキリトの目の色が変化する。索敵スキルを使って辺りを見回したようだ。
「……何もいないぞ?」
「……悪いな。気のせいだ」
「ならいいんだが……」
2人に続いて店に入る前、もう一度辺りを見回してみる。さっき感じた何かはもうどこにもなかった。
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