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鉄槌と清風
56部分:55:新人は休暇、他は?
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すまねーな、終わったら飯食ってけや」

 「あいよ、んで今日は何人くらいいるんだ?」

 「そうだな、ギンガ以外はほぼいるはずだぜ」

 「ギンガは、捜査か…それじゃ仕方ねーな」

 ゲンヤに人数の確認などを済ませ、ヴィータと一緒に訓練場へ、六課のような海上訓練スペースではなく、陸の上の広場に見えなくも無いが。
 武装局員が整列するなか、前にある台に立って軽く挨拶、毎度の事なので隊員からは気軽な挨拶が帰ってくる。

 しっかりと柔軟を行った後で、コンビ、小隊、部隊、と単位を大きくして訓練していく。
 一人という事は無い、平均の魔導師レベルが陸士は高くないので一人でガジェットを発見した場合は、報告義務がある程度だ。

 ある意味でAMFより厄介な『凪』を打ち抜く為の訓練が始まる、AMFは膜のようにガジェットを覆っている為、その膜を破ればガジェットに魔力弾なりを届ける事が出来る、これは複数人数であれば、同時一点集中で何とかなる。
 『凪』は膜ではない、良彦の腕が届く範囲を全て覆っている分厚い壁のような物なのだ、これが抜けるならAMFも恐くは無いだろう。

 シグナム、ヴィータ、なのは、フェイトは普通にこれを抜く攻撃をもつ、シスターシャッハは速さと鋭さでこれを抜く、そして、はやては攻撃範囲が違いすぎ…一方的に広範囲魔法でやられるか、一瞬で近づいて殴り倒すしか結果がない…て話しにならない。
 一般隊員の場合は、ほとんどこれを抜く方法は少ない、が…良彦も完璧ではない、隙を突かれれば、許容量以上の攻撃を受ければ『凪』も破られる、そのため相手は考える、どうすれば隙をつけるか、破れるか。
 それに対応して良彦も考える、どういう手で来るか、何処までが完全に消せるか、だからこそ自分の修行にもなっているのだから。

 訓練は数時間続く…本来なら終わるのは夕方だ、だがその日は途中で、ヴィータと良彦のデバイスに緊急で全体通信が入った為、中断になる。
 それは街に出ていた新人達からで、事件の新たな局面を知らせる連絡でもあった。
************************************************
第2段階終了、新人は休暇へ、良彦ヴィータは108で教導です。

次回は、地下での攻防の辺りでしょうか、以前も書きましたが良彦視線がメインなので、ヴィータと駆けつける事になると思います。

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