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鉄槌と清風
56部分:55:新人は休暇、他は?
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な」

 「ならば、文句はあるまい」

 「なんで修行になれば問題ないって言い切れるんだ?」

 「「修行バカ、だから(な)」」
 
 良彦の呟きに、シグナムが苦笑しながら答え、ヴィータがフォロー、そして良彦の問いに、二人揃って答えてくれる、何時ものやり取りだ。

 「まぁ、事実なんだが…っと、なのは、フェイト、新人の送り出しか?」

 「あぁよしくん、うん4人とも出かけたよ」

 「エリオとキャロは大丈夫かな、街は危ない所もあるし」

 「…フェイトは過保護だな」

 「にゃはは」

 苦笑で答えるなのは、フェイトは本当に心配そうだ。

 「あ、でも3人はおでかけ?」

 「私は教会にな」

 「あたしらは108に教導だ」

 「つーことだ」

 シグナム、ヴィータ、良彦がなのはに答え。

 「そっか、頑張ってきてね、私とフェイトちゃんは待機してるから」

 「おう、つかなのは、お前は仮眠しとけ、どうせ疲れ溜まってんだろ、仮眠がいやならシャマルにマッサージでも頼め」

 「うっ…よしくん、、気付いてたの」

 「いや、気付かれて無いと思ってんのお前だけだぞ」

 その言葉になのはが、他の3人を見ると、皆が揃って頷く。

 「ワーカーホリックに修行バカ、新人も大変だな」

 「シグナム、バトルジャンキーにそれを言われると、あいつらも困ると思うぞ」

 シグナムが苦笑しながら言うのを、ヴィータがどかんと叩き潰す。
 全員の笑いが一瞬合わさり

 「んじゃ、いくとしますか…あ、シグナム、シスターに今度模擬戦よろしくって言っといてくれな」

 「あぁ、引き受けたその際は私も同行しよう」

 「偶にはあたしもな、おっし良彦、車頼むぞ」

 良彦、シグナム、ヴィータが話しながら隊舎の外へ。
 なのは、フェイトも待機する為にか奥へ入っていった。

 ちなみに良彦の車は、地球のミニクーパー…所謂旧ミニである外見は、中身はミッドの物に改造されている…である、基本乗るのは良彦とヴィータくらいなので、小さいので十分なのだ。
 走らせることしばし、108部隊隊舎の駐車場に車を止め、部隊長であるナカジマ三佐に挨拶へ向かう。

 「失礼します、機動六課から出張教導にきた、ヴィータ三等空尉と、八坂良彦三等空尉です」

 ヴィータが珍しく真面目に挨拶するが

 「おう、ってちびっ子コンビじゃねーか、元気だったか?」

 「おっさん、ちびっ子言うなっ!」

 「そうだ、あたしらはまぁ身長は低いけど、チビいうな!」

 ゲンヤ・ナカジマ三等陸佐は、二人をちびっ子コンビと笑い捨てる、それに反応し、突っ込む二人。

 「ははは、いいじゃねーか、毎度毎度
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