一章
黒鮫隊=一真隊
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ぞ。猿もそこにいる部下も評定に出て良いってさ」
お、やったな。と言う事で行こうとしたが、和奏とひよはお互いに自己紹介していた。御目見得に許されたから特別に評定に出れるから、和奏の事は先輩だからなとか言っていたけど。評定に入ると、見知った顔や見知らない顔がいてざっと三十人位いた。俺は久遠の隣に行くが、劉零達も俺の座る後ろに座った。
「では評定を始める」
その言葉に、部屋に詰めた武士達が、一斉に頭を垂れた。
「まずは状況を整理する。五郎左。言え」
「はっ。・・・・先程、墨俣の地に出城を築くべく、現地に出向いていた佐久間様の部隊が壊滅。敗走して来るという早馬が到着しました」
そう来たか。確か墨俣は斉藤家の勢力圏だから築城するのはかなり困難だったはず。困難は分かっているが、美濃を攻略するためには墨俣に築城しなければならない。早速俺らの番かもな。
「その任務についてだが、俺達がやってもいいが?」
「阿呆ぅ。素人が何をぬかす。貴殿が考えている以上に困難な任務なんだぞ」
とか言われたので、俺は立ち上がって目を閉じた後に開けたら覇気と殺気を解放した。文句を言ってきた壬月と麦穂と三若は何とか耐えていたが、他の武士は気絶していた。ちなみにひよには結界を張ってあるから大丈夫だ。
「隊長、覇気と殺気を閉じた方がいいかと。皆ビビっていますよ」
「ふむ。そうだな・・・・だがその任務俺達がやらせてもらおうか、我ら黒鮫隊いや一真隊がな」
「黒鮫隊とは何だ?一真」
「黒鮫隊は元々俺の部隊名何だが、本来はブラック・シャーク隊と読む。南蛮語でそれをここでの言語である日本語で言うと黒鮫隊という事だ。それに一真隊には一真隊の人間を入れれば大丈夫だし、俺の部隊にはこれがあるからな」
言い終えると・・・・劉零はアサルトライフルを取り出し、桜花はショットガン、結衣はスナイパーライフルを取り出した。俺はハンドガンを取り出した。それに墨俣の一夜城は有名な話で、木下藤吉郎が蜂須賀正勝達を率いて、墨俣の地に一夜で城を築いたという逸話だったか。
「その鉄砲があれば勝てるとそう言いたいのか?」
「そうだ。それに俺達の鉄砲は一々火薬を詰める物ではないからな。任されてもいいだろうか久遠」
「うむ、先程の殺気や覇気は並みの者しか耐えれんものだった。だから我は信じよう」
「ありがとう早速建てて来るさ」
言って評定は終わらせて、俺とひよと黒鮫隊は打ち合わせをした。俺は創造神でもあるから、材料が無くても出来ると言ったらひよは驚いていた。だが、俺が創ってる間に襲われたらアカンのでこうして打ち合わせをしてる訳だ。
「ひよ・・・・墨俣の地理に詳しい人っている?」
「墨俣の地理に詳しい人かぁー、うーん。あっ、一人
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