第6章:女の決意・男の勘違い
第21話:空を飛ぶ方法は色々
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が起きてるのだろうか? お父さんからも少しだけ緊張の色が窺える。
問題発生か!?
リューノSIDE END
(リバーサイド)
ロザリーSIDE
「そこに居たか、忌々しいエルフの少女よ」
朝食を食べてたら、急に外が騒がしくなったので、様子を見にリュカさん達と甲板へ出て行く。
するとそこには、ピサロ様の部下であるエビルプリーストさんが、大勢のモンスターと共に町を襲っていた。
「な、何をなさってるんですか!? 町の人を襲うのは止めて下さい!」
「誰あれ、ロザリーの知り合い?」
町の人々を襲おうとしてたライバーンの群れを、リュカさんが魔法て倒し、尋ねてくる。
「何度かお会いした事があるんですけど、ピサロ様の部下の方です」
「あぁ……ロザリーの事を奪還しに来たって事か! おいオッサン……デスピサロはどうした? 手紙に書いておいただろう。ヤツが『面白い事』をしなければ、彼女は返さないと……」
「ん……デスピサロに似てるが別人か? ふん! 返してもらうつもりはない……あの小僧の女は、ルビーに目のくらんだ人間共の手によって殺されたのだ。私が来た時には手遅れで、敵の人間共を皆殺しにする事しか出来なかった……そうヤツには報告する」
「ふ、ふざけるなキサマ! デスピサロ様を裏切るつもりか!?」
「裏切る? 裏切ってるのはお前だろうピサロナイトよ。敵である人間共と共にロザリーを連れ去ったのだからな! それに、その女が死ねば……生きる目的を失ったデスピサロは自暴自棄になり、側近の私にすがるだろう。そうなれば私が影の支配者となるのだ!」
「うりゃ!」(どかっ!)「ぐはぁ!」
エビルプリーストが高らかと自らの計画を披露していると、何時の間にか後ろへ回り込んだリュカさんが、彼に強烈な蹴りを入れてきた。
「なめたこと言ってんじゃねーぞ、顔長野郎」
「キ、キサマ……何時の間に!? えぇ〜い者共、コイツを殺すのだ…………!?」
本当に“何時の間に!?”だ……よく見れば、辺りに居たモンスター達も全て撃破されている。
「誰に言ってんだオイ! もうお前以外居ねーよ馬鹿!」
「ば、馬鹿な……部下を100体は連れてきたのに……こ、こんな一瞬で!?」
ラピスさんが周囲を見て「凄い……」と呟く。はい、私も凄いと思います。
「死者はいない様子だが、怪我人が多数出たな……この責任は、どう付けてくれるんだ?」
「くっ……おのれ、バギクロス!」
味方も無く、進退窮まったエビルプリーストは至近距離からリュカさんに魔法を唱えた。
「バギクロス!」
「ぎゃぁー!!」
しかしリュカさんは、同じ魔法を使用してエビルプリーストのバギクロスを掻き消した……いや、リュカさんの魔力の方が強い
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