小さな一歩、大きな始まり
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こぉらぁー!待ちなさーい!!」
どたばたと三人が走っていく。
「あふぅ・・・なんだか騒がしいの・・・」
「美希ちゃん、おはよー」
「おはようなの、玲奈・・・」
星井 美希(ほしい みき)15歳
金髪に染めた内巻きロングの髪と、真ちゃん、律子ちゃんもそうだったがぴょこんと飛び出たアホ毛が特徴的な女の子。後中学生なのにスタイルが物凄い良い。趣味はバードウォッチングとお喋りとネイルアート。おにぎりが大好きで1日1個は食べないと体調崩すとは本人の談。また暇さえあればお昼寝してしまう。そこを度々律子ちゃんに怒られているんだけど・・・え?アイドルなのに暇があるのかって?・・・察してください。まだ人気がまったくなくて・・・仕事も合ってもアシスタントとか・・・努力はしてるんだけどなぁ。
「はいさい!誰かいるー?」
「あ、響ちゃん」
「貴音もいるの」
「おはようございます、美希、玲奈。本日もよい天気ですね」
我那覇 響(がなは ひびき) 16歳
四条 貴音(しじょう たかね) 18歳
小柄な身体に小麦色の肌で長い髪をポニーテールにしてるのが響ちゃん。ウェーブのかかった腰まである美しい銀髪で、どことなく面妖な雰囲気を持ってるのが貴音ちゃん。響ちゃんの趣味は編み物や卓球に散歩。沖縄から単身で上京してきてるんだ。そして・・・
「ぎゅぎゅっ」
「ハム蔵も元気だね」
響ちゃんは沢山動物を飼ってるの。頭に乗せているハムスターのハム蔵や、家には猫とか犬とかワニとかモモンガとか・・・もっといた。
「貴音ちゃん、今日はレッスンだっけ?」
「ええ。精進を怠らなければ、必ずやトップアイドルへの道は開かれるでしょう。ですので、今日も励んで参ります」
貴音ちゃんは・・・なんか色々不思議な人だ。名前や年齢に、血液型とかスリーサイズとかは公表してるけど、出身地や経歴がまるでわからないのだ。何を聞いても「とっぷしぃくれっと」で返されてしまう。一応趣味は天体観測や舞台鑑賞とからしい。ちなみにラーメンが大好き。横文字が苦手みたいで、若干発音がおかしいのは貴音ちゃんの可愛いとこだと思う。・・・でも銀髪が地毛ってスゴいなぁ・・・
「ほら美希。自分達はレッスンに行くぞ」
「えー?ミキはそんなのしたくないの」
「そんなこと言ってるとまた律子に怒られるさー・・・」
「律子は怒りやすいの。ああいうのはすぐに老けるって思うな」
「誰が老けるって?」
「それは律子・・・」
「律子ぉ?」
美希ちゃんの背後に律子ちゃん。
「・・・さん」
美希ちゃんが青ざめて顔をひきつらせる。
「・・・ひ、響!貴音!レッスンに行くの!」
「あ
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