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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第二十二話
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は、フェイト自身の魔力を莫大に消費するため、1度使うと後がない状態に追い込まれかねないことだろうか。それほどの魔法以上に魔力を込めたというのだから、彼女の覚悟も相当なものだ。そして、ワンショットが彼女の防御壁に近づくと、まるで紙のようにあっさり貫通してそのまま直撃。シグナム達の目に映ったのは、墜落していく彼女の姿だった。
「……」
「……」
地面に叩きつけられた闇の書の意思。動く気配こそないが、まだはやてが表に出てきていないため、安心はできない。全員が固唾を呑んで闇の書の意思を見守る。すると……
「う……あぁ……くっ……」
「あっ、大丈夫!?」
「落ち着けテスタロッサ。まだ奴の可能性がある」
うめき声らしきものを上げ、起き上がろうとする彼女に近づこうとするフェイトをシグナムが止めた。彼女の言うとおり、まだ防衛プログラムである可能性が残っている以上、当然の対応と言える。
「う……あっ、がっ、ぐぅっ……がぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああっ!」
「何っ!?」
そのまま彼女は立ち上がって叫び声を上げると体をわずかに反らせた。すると彼女の全身から黒い瘴気のようなものが吹き出していく。それらは地上10メートルほど高いところで塊となり、球体を形作っている。その間に響く、彼女の悲痛な叫び。まるで喉を壊しかねないほどの声であった。一同は完全にこの空気に呑まれているようで、誰一人声を出すことさえしない。
「ああっ……がはっ……」
そして彼女からそれが全て放出されると、力が抜けたのか再び地面へと倒れこむ。その闇の光は、空に光る黒い太陽と化した。
「シグナム、これは一体何がどうなっている……?」
「私にわかるはずがない。こんな場面など初めて見たのだからな……シャマル、彼女を頼めるか?」
「ええ、任せて」
誰ひとりこの状況を理解できていない。無理もないことではあるが。闇の書の意思たる彼女を、シャマルが助け起こすと、その球体の直下から離れさせ、なのはの近くまで下がらせた。そして、空に浮かぶ黒い塊は、地上に降りると黒い繭となった。地面に根を張り、中心にある繭の部分を覆う繭暗い緑の管のようなものが脈動を繰り返す。あまりにもグロテスクで禍々しくもあるが、今すぐどうにかできるものにも見えない上、これを知っているであろう彼女は未だ目覚めない。八方塞がりとはまさにこのことだろうか。
「……シグナム、我らはどう動くべきなのだ?」
「わからん……とにかく、彼女が起きるのを待つしかあるまい。シャマル、様子はどうだ?」
「特に魔力の乱れは感じないから、自然に起きてくれると思うけど……」
「そうか。だが正直、今はあまり時間をかけてはいられないな……」
闇の書の意思は、シャマルの膝枕で眠っている。その表
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