スーパーロボット大戦OG外伝
0516話
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ないがな」
「とは言っても、さすがに魔法球の中にいる野生動物を全て出す訳にもいかないぞ? 俺の空間倉庫にしても知っての通り生き物は収納出来ないし」
「……そうね、その辺はもし何かあったとしてもしょうがないと諦めるべきでしょうね」
何しろ大きめの無人島そのものを丸々魔法球の中に収納した為に、野生動物の類は内部にかなり存在している。しかも魔法球の中は外の1時間が48時間な訳で……このままいけばガラパゴスのように独自の生態系が作り出される可能性も高いかもしれないな。
いや、いっそのこと魔法世界から生き物を……あぁ、無理だったな。俺が召喚魔法で契約しているグリフィンドラゴンのグリにしろ、俺との契約で血を与えてようやくこちらの世界に出てこられるようになったんだし。
「まぁ、野生動物に関してはなるようになると思うしかないな。それで実際にその組み込みをするのは明日の放課後という事でいいか? エヴァは登校地獄のせいでサボるなんて真似は出来ないし」
俺のその言葉に数秒程何かを考えていたレモンが小さく頷く。
「そう、ね。明日の日中にでも魔法球の中にあるパーツ等を避難させておけば問題無いでしょう。技術班としては問題無いわ。……ちなみにエヴァ。その組み合わせる作業自体はどのくらい掛かるの?」
「うーん……正確には分からんが、何しろ内部での作業になるからな。外では1時間程度で済むはずだ」
「内部って……」
呟き、魔法球の中にある時間設定等を変更する為の場所を思い出す。恐らくあそこの事だろう。
「よし、話は決まったな。じゃあ明日の放課後にまた来るから準備はしっかりとしておけよ。……出来ればオーブから和菓子か何かを用意しておくようにな」
そう言い、成功報酬としてオーブにある高級和菓子店の和菓子セットを提供する事を約束させられるのだった。
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