暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0516話
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に一役買ってはいるんだろうけどな。
 そんな俺の説明を聞くと、次第に頬を赤く染めていくレモン。どうやら珍しく照れているらしい。

「……ありがと」

 ぎゅっと俺の右腕を抱きしめ、身体を寄り掛からせてくる。
 右腕に圧倒的な質量と柔らかさを誇る双丘を感じながら、俺とレモンの唇が近付いていき……

「アクセル、ここにいるのか!」

 唇が触れるその一瞬前に、そんな声と共に誰かが研究室へとノックも無しに入って来たのだった。
 その人物は一見すると金髪の幼女であり、その実600年以上を生きた真祖の吸血鬼だ。……もっとも、吸血鬼と化した時に精神的な年齢も止まってるようだが。
 そんなエヴァが研究室に突入してきて、俺とレモンを見るとニヤリとした笑みを浮かべる。

「どうやら邪魔をしたみたいだな。2時間程時間を開けるか?」
「マスター、ここは不純異性交遊を怒るべきかと」
「いや、アクセルはもう麻帆良の生徒じゃないんだし不純異性交遊とか言ってもしょうがないだろう」
「……そう言えばそうでしたね」

 表情は殆ど変えずに、それでもどこか落ち込んだ雰囲気を出す茶々丸。相変わらず妙な所で心配性な奴だ。

「ふふっ、この続きはまた今夜ベッドでね」

 耳元で甘く囁き、エヴァへと向き直るレモン。

「それで人がオフィスラブをしている時にいきなり飛び込んできて何の用事?」
「ああ、それだそれ。魔法球の件、いけるぞ」
「魔法球の件って……時の指輪を組み込んで魔法球の中に入っている間だけ疑似的に不老にするって言う?」
「うむ、それだ。さすがにマジックアイテム同士を組み合わせるというのは結構難易度が高かったが、ぼーや達からの協力で何とか目処が立った。いつでも可能だぞ」

 どうだ、凄いだろう! とばかりに無い胸を張るエヴァ。
 だがまぁ、実際この短期間でそんな真似が出来るようになるとは思ってなかったので確かに凄い。

「うーん、そうなると今から早速……いや、無理だな」
「そうね」

 思わず今からやってくれと言おうかとも思ったのだが、何しろマジックアイテムを組み合わせる。つまりは一種の融合とも言ってもいいような感じに仕上げるのだ。中にどんな影響があるか分からない以上は、現在魔法球の中にある俺の新型機のパーツにどんな影響が出るか分からないからな。念の為に内部の物を空間倉庫辺りに避難させておきたい。

「それで、生物的な影響はどうなるの? 人間が疑似的に不老になると言うのは分かったけど、他の生物。例えばアクセルが無人島をそのまま収納した事により現在魔法球の中にいる野生動物とかだけど」
「その辺は心配するな。一応人間以外の生命体に影響は無いようにしてある。……ただし、今回のようなのは初めてだから100%安全を保証は出来
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