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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0516話
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に世の中の常識を知らないからな。レイと一緒にオーブの学校に通って貰う」
「えー、学校とか面倒だなぁ。ほら、俺ってば射撃上手いからこのままシャドウミラーでパイロットにしてくれない?」
「……アウル、貴方達3人は確かに他の一般人よりも戦闘に向いているとは言えるわ。けど、その戦闘力を発揮する上でかなりの要素を占めていた薬に関しては既にその身体から抜かれているし、人工的に……と言うか、強引なやり方で強化した部分も可能な限り元に戻しているのよ。今の貴方は純粋な戦闘力と言う意味ではシャドウミラーの兵士でもある量産型Wよりも下でしかないわ」
「なっ……」

 レモンの言葉に一瞬息を呑んだアウルだったが、すぐに溜息を吐く。本人も分かっているのだ。今の自分の肉体がごく普通のナチュラルと同程度だと言うのは。何しろ治療前にレモンはきちんとその説明をしたらしいしな。
 それでもシャドウミラーのパイロットになりたいと希望したのは、それこそ一般的な生活をしてこなかった為に他にやるべき事や、やりたい事を知らないからなのだろう。何しろ物心が付くかどうかの頃からコーディネーター憎しの教育……否、洗脳を受けてきたのだから。
 薬品を使っての洗脳だったおかげで今はコーディネーターに対してそれ程憎しみを持ってはいないが、もし治療前ならイザークやエザリアを見た瞬間に襲い掛かっていただろう。

「わーったよ。けど、量産型Wよりも腕が上になったらきちんとシャドウミラーに参加させてもらうからな」

 俺の方を見ながらそう宣言してくるアウルへと頷く。

「そうだな。学校を卒業して、その時にまだシャドウミラーに参加する気があるのなら、それもまたいいだろう」
「絶対だからな! 約束したぞ!」
「全く、アウル。少しは遠慮ってものをだな」

 強気な表情で告げるアウルに、スティングが窘めるように言葉を掛けるが……

「何だよ。じゃあスティングはシャドウミラーに入らないんだな?」
「いや、そりゃあ俺だって出来れば……」
「ほら見ろ。1人だけ良い子ぶってさ」
「別に俺は」
「2人共喧嘩しちゃ駄目」

 フィリオの入ってる生成チェンバーを興味深く観察したり指先で突いていたりしたステラだったが、アウルとスティングの間に険悪な空気が流れるや否やそう言って2人の間に割り込む。
 そしてそんな3人をいつもの強気な表情を消し、どこか母性を感じさせる雰囲気を出しながら眺めているエザリア。

「母上、そろそろ時間が。今日は午後からオーブのウズミ代表と会合があると言ってましたから、早めに食事を……」
「そうね。じゃ、アウル、スティング、ステラ。早速だけどこれから暮らすお家に案内するわね。ついてきてちょうだい。アクセル、レモン。私達はこれで失礼するわね」
「アクセル・アルマー、お
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