死者の魂。〜転生〜
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俺は自室に、浴衣も着替え、昔の自分の気持ちを味わっていた。
「く・・・」
涙が止まらない。
「渚お嬢様は・・・生きています。」
「・・・・何を今さら。」
影山だ。
「お嬢様は・・迷える魂として死後の世界を漂っています」
「!?・・・・どうやったら渚はいきかえる!!!!」
「・・・・危険過ぎます。」
「教えろ・・・・・・教えろっていってんだよ!!!」
俺は剣を抜いた。
「・・・・・わかりました。」
案内されたのは掛け軸裏にある抜け穴だった。
「ここは生と死の間にある場所に通じています。渚お嬢様はそこにいます。肉体もこちらで保管、冷凍しておりますので。」
「分かったっ!!」
俺は刀もって走り出す。
「伊織様!・・」
「・・・・」
「絶対に生きて戻って、ハーレムを見せてください・・・・」
「ああ!俺に任せろ!」
///////////////////
入った先は、歪んだ世界だった。
「はぁ、はぁ、」
どこまで走ったか分からない、だが相当走った。
必死に走った。
「伊織・・・・?」
俺が振り向くとそこには渚がいた。
「渚!!!」
俺は走り出す
「来ないで!」
「!?」
「こっちは死後の世界・・・まだ来ちゃダメ!!」
「なんでだよ・・・・」
「え・・・」
「ずっと一緒って言ったじゃねーか・・あれは嘘だったのかよ・・・」
「それは・・・・嘘・・・全部嘘!!!だからこっちに来ないで!!!!」
「渚・・・・・・・・だめだ・・・渚は俺が・・・俺がいるって証明すんだよ!!!!!!!!!」
俺は一気に駆け出す。
ぐらっ!
床が崩れていく・・
「くそ!!!」
時間が遅くなる・・・・
届けっ!!!!
パシッ!!
「やった!!!」
その瞬間、手をついた場所が崩れ落ちた。
ふっ・・・・
「伊織ぃ!!!」
ガシッ!!!!!
「ぐっ・・・はぁぁはぁ・・」
「なんて無茶を・・・」
「伊織・・・・ありがとうずっと一緒にいてくれて。」
「渚・・・」
「ほら、先輩達もイチャイチャしない!私だってしたいんだから。」
「ああ・・・」
「むぅ・・」
「ま、帰りますか!」
「いや、まだだ。」
「え?」
「渚の肉体が入り口にあった」
「そうか!」
入り口まで戻った俺達は渚を渚の隣に寝かせた。
「えーっと説明書では・・・」
「あんのかよ!!」
「そのまま好きな人にキスだって。」
「書いてねぇよ!?」
「それじゃあ久しぶりの体に。」
渚がすーっと薄くなった。
「・・・・渚?」
「・・・・・まさか・・・」
「失敗!?渚!!」
俺が渚に顔近づけた瞬間、渚の目が開いた。
「自分の体にでファーストキスゲッツ!!」
「ずるい!!!!私も!!」
霙
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