鬼面仏心
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で、子供の我が儘の様で、怒りの様で――――泣いている様で。
「みんな知ってる」
そこに、声が響く。
ラクサスの叫びを打ち砕くような、力強い声が。
「思い上がるなバカヤロウ。じっちゃんの孫がそんなに偉ェのか、そんなに違うのか」
傷だらけの体を無理矢理起こして、ナツは立つ。
「血の繋がりごときで吼えてんじゃねえ!ギルドこそがオレ達の家族だろうが!」
その言葉に、ラクサスの雷がバチバチと音を立てる。
「テメェに何が解る・・・」
「何も解ってなきゃ仲間じゃねぇのか」
ナツの右拳に竜殺しの紅蓮が纏われる。
「知らねぇから互いに手を伸ばすんだろォ!ラクサス!」
「黙れぇぇぇぇっ!ナツゥゥアアアッ!」
そして、妖精同士の戦いは終わりを迎える。
火竜と雷竜が激突する時。
―――――――この戦いに、終止符が打たれる。
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