第三話
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の強者というものは、その圧倒的な力を悟らせる前に勝負を決めるものだ。なぜならば、一度死ぬ可能性を実感した弱者ほど、殺しに面倒なものは存在しないからだ」
まぁ、本物の雑魚にはその限りではないがな…………。
そう漏らし、部室のドアへと向かっていく。そしてそのドアを開け、振り替えって笑った。それは主にアーシアに対してのものだったが、不覚にもその場にいた全員が息を呑んで見ほれてしまう。
「アーシア、私は先に帰っておく。ヤトがいるから大丈夫だろう。もし、不安ならイッセーにでも頼め。私は少し遊んでから帰る」
そのまま出て行った朧。
朧が旧校舎を出るまでに、動くことができたのはヤトだけだった。まるで蛇に睨まれたねずみのように、オカルト研究部の部室はしんと静まり返っていた。
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