暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
後日談14 文化祭、そして………
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見で大勢の人が居た。

「まあ私らは生徒会特権でこうやっていい席で見れるんやけどな」
「それでも夜美や桐谷、すずかはまだ見回りをしてるんだ、その分もしっかり楽しませてもらおうぜ」
「とは言うものの、ちゃんと見に来るらしいで。………っていうか、このライブに人が集まってるから見回りもそんなに必要無いんやけど」

はやての言うとおり、今学校にいる殆どの人がこのライブを色んな場所から見ている。
なので多くの人が見回る必要も無いのだ。

「あっ、そろそろ始まるな」

ステージにカラフルなスモークがたかれ、その中から菊池カナタを含む3人が現れた。

『みんなー!!今日はスペシャルライブだよー!!最後まで楽しんでいってねー!!』

カナタの言葉と共にライブがスタートした………









「思った以上にクオリティ高いんやね………」

思わず呟いたはやての一言。
俺もフェリアの音楽機器を借りて聞くまでは完全に舐めていた。
様々なジャンルの曲を上手く歌い上げる異色アイドル。

もちろんキャラクターの人気もあるだろうけど、広範囲の年齢に支持されているのは歌の力だろう。

「さて、ライブも終わりか………?」

実際のライブとは違い、3時間も4時間も出来る訳も無く、1時間半程でライブも最後になった。

「これが終われば文化祭も終わりか………」
「何か切ないね………」

途中席に座った桐谷、すずかがそう呟く。
ライブの途中、見回りを終えた桐谷、すずか、夜美が体勢を低くして席に着いた。
途中から一緒に楽しんでいた3人だが、みんなと同じ様にこのライブが終わると文化祭も終了の時間になってしまう。

「我等にとって中学校最後の文化祭だからな………」

夜美の言葉により、更に重くなる生徒会メンバー。

『………何暗くなってるんスか?』

そんな時、聞き覚えのある声がステージから聞こえた。

『祭りはまだまだ終わらないっスよ!!行くっスよヴァルキリーズ復活ライブ!!』

ドン!!っと大きな音と共に、ナンバーズのスーツを着たダメっ子+フェリアの姿が。

『みんなー!!私の歌を聞け!!!』

そんなウェンディの叫びに学校全体が震えた様な、凄まじい歓声が鳴り響いた。
誰もが笑顔で、ウェンディ達の立つ、ステージ上を見ていた。

「ウェンディー!!」
「最高だー!!」
「ノーヴェちゃん可愛い!!」
「セインちゃ〜ん!!」
「フェリア!!フェリア!!」

様々な声がこだまする。

『みんな行くっスよ………まだまだ祭りは終わらないっス!!!』

そんな叫びと共に曲が流れ始める。

「………みんなに言いたい事があったんだ」
「言わんでも分かるよ」
「俺もだ。
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