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鉄槌と清風
55部分:54:良彦への疑問
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ぁ、そうなる…で、攻撃用のがまず、風拳・嵐…纏った風を当たった瞬間に増幅風の刃を一定範囲に発生させる」

 「あ、確かV型に使ってた」

 「そうだな、でこれはホテルで使った…風拳・一刃、貫き手に纏った風を刃にする」

 「確かに使ってましたね」

 エリオ、キャロがそれを見て頷き。

 「風拳・烈風…練りこんだ風を強化し相手を吹き飛ばす、まぁこないだはヴィータの加速に利用したけど」

 「あはは、あの時ですか」

 苦笑するティアナ。

 「後は投げと同時に使う…風拳・圧だな、これは当たった後に圧縮した風が衝撃になって相手に伝わる」

 「なるほど、それで投げはどんな感じになるんですか?」

 スバルが聞いてくる。

 「ん…陸戦では地面にたたきつけた後、間接を極めるか、相手が多いときは、足を使う」

 「足?」

 「首や、その他急所に魔力を纏わした踏み付けを加えて、寝かすって事だ」

 「な、なるほど」

 ティアナが引きつりながら頷く。

 「空はたたきつける場所がないからな、シールドを位置ずらして其処にたたきつけてるな、投げ飛ばして距離とる時もある」

 「そうなんですか、結構大変ですね」

 「それでも、投げに対応できる魔導師はほとんど居ないから結構有効だぞ」

 エリオの言葉に苦笑しつつ、ぽんと頭を叩く。

 「とりあえずは、流派はこんな感じかな、第2段階終わったら模擬戦参加するから、後はその時な」

 「「「「はい」」」」

 「他にはあるか?」

 「あの、良彦三尉」

 「ん、どうしたティアナ」

 「昔の映像といまだと、その髪とか目が…」

 「あぁ、それか…んー、何でかわからねーんだけど、お前らに見せた事件以降、こうなって来たんだよな…【風王】の遺伝子が強く活性化したんじゃないかってシャマルは言ってたけど」

 「そうなんですか…すいませんでした、変なこと聞いて」

 「良いって、気にもしてないしな…他は?」

 「あ、はい」

 「キャロ、何だ?」

 「あの、対軍魔法ってなんですか、広域殲滅とかとはちがうんでしょうか?」

 「そうだな…広域殲滅は魔力ダメージのみとかも選択できるよな、対軍はただ相手を倒す、というか殺す魔法って言う括りになるな」

 「そんな魔法があるんですか?」

 「古代ベルカは戦乱の時代だったからな…結構多いんじゃないかね、ただそれが俺の資料に乗ってるのは、使ったことがあるからだな」

 「たしか、闇の書事件で、でしたっけ?」

 エリオに答え、スバルが更に問う。

 「だな、あれはかなり抑えた方だけど」

 「抑えないと、どうなるんですか?」

 「数キ
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