55部分:54:良彦への疑問
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「あぁ、そうだな…【風王流】は文字通り【風王】一族が使っていた流派だ、魔力変換資質と高い魔力制御、この2つの才能がいるんで、一族でも使える人が少なかったんだけどな」
「それじゃ、八坂流は?」
「【風王流】から魔法部分をなくして、体術部分を抜き出した流派だな、いくつかの奥儀がある」
キャロ、エリオに答える。
「それじゃ良彦さんの魔法は【風王流】なんですか?」
「だな、そうなる…さっき言った2個の素質を持つ人間は何故か、射砲撃の才能が皆無なんで、普通の魔法体系じゃ実力が発揮しきれないんだ」
ティアナが聞いてくるのを、苦笑しつつ答え。
「それってどんなのがあるんですか、模擬戦とかあまりしてないんで判らないんですけど」
「あー、そか…シスターとかシグナム、ヴィータとするときは教会だしな…んじゃ、いくつか教えとこう、実戦で使ったの中心な」
スバルの問いにそういって、立ち上がりセットアップ、青の光りに包まれた後騎士甲冑姿に。
「『凪』は前に説明したな…まずそれの応用、見やすいように不可視設定外してやるぞ」
そういうと良彦を中心に青の魔力で出来た球体が大きくなっていく。
「これも『凪』だ、但し…感知能力に特化させて、魔力の相殺とかが一切出来ない上に自分は動けない、一人じゃ使えない技だな」
「大きさどのくらいまでなるんですか?」
「一応2km位まではいけるぞ」
エリオの問いに答え、魔力光で出来た球を消していく。
「んで…そうだな、ティアナ、射撃魔法適当に何発か打ってくれ」
「え…良いですけど」
ジャケットを着ずに、クロスミラージュを構え、5発ほどの射撃魔法を良彦へ打ち込むティアナ。
『凪』に入ってきた射撃魔法を、両手で集め…橙の一個の球体にする、さらにそれが青へと変わって行ったあと、近くに放り投げる。
「今のも応用、相殺しないようにして、魔力を集め、それを利用できる、ただ…これは実戦では使えない」
「何でですか、便利そうだけど」
スバルに苦笑しつつ。
「色が変わるのが自分で使える魔力になった証だ、数秒かかってたろ…実戦で数秒は、だめだろ、しかも変換中はやっぱ動けないし、魔力損失が2割位出る、普通に殴った方が早いだろ?」
「なるほど」
「んじゃ、『凪』はこのくらいだな…で、【風王流】なんだけど、基本は相手の力を利用した投げや反撃、風を使った拳打、脚撃からなると思ってくれ」
そう言いながら、拳を構え、魔力と風を纏わせる。
「拳打の基本、風拳…魔力と風による威力上昇した拳だな」
「攻撃を弾くときとかに使ってる技ですよね」
スバルに再び答え。
「あ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ