第十六話 新たなる戦い!
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「天秤座の剣じゃ・・・大河よ今のお前の状態を見ればわかる・・・お前は拳を使った闘い方しか体得していないようじゃ」
「!」
図星だった。ボクシング一筋であった大河はひたすら拳に磨きをかけていたがそれ以外の事はやったことが無い。
「この先・・・闇闘士との戦いでは拳以外で戦わなければならない事もあるじゃろう・・・じゃが悠長に稽古をつけている時間は無い・・・お前は戦うたびに強くなっておる・・・荒療治じゃが・・・その剣を使って戦うのじゃ・・・それに・・・剣の指南が出来る者がおるしのぉ」
「剣の指南・・・まさか」
大河の知っている剣の指南が出来る者は一人しかない。
黄金の日本Jr.伝説のいぶし銀・志那虎一城である。
老師は見ず知らずの自分が教えるよりも所縁ある者が教えた方が良いと考えたようだ。
それを聞いて澪も何か思う所があるようで先程から黙って何かを考えていた。
「わかりました・・・老師!お借りします!」
そう言うと紫龍が天秤座の剣の刃に巨大な布をしっかりと巻き付けた。
「若き聖闘士よ・・・闇闘士は頼むぞ・・・わけあって我々は手を貸すことができない」
「はい・・・大丈夫です!俺には腐れ縁が居ますから!」
天秤座の剣を背負うと澪と共に志那虎の元へ向かうべく歩むのであった。
一方高嶺ボクシングジムでは竜児が神妙な表情である手紙を見つめていた。
それは
「黄金のJr.への挑戦状か」
新たなる戦いの予感を感じ取った竜児だった。
志那虎さんの元へ向かう途中俺は山へ迷い込んでしまった!澪と共に川沿いを行くとそこで釣りをしている男の姿は・・・お前は一体・・・風魔一族!?
聖闘士星矢Ω 虎座の聖闘士 風魔の里!伝説の聖剣使い
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