謎解きはランチの後で。
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ーンコーンカーンコーン。
「さ、帰るか。」
「んじゃあな、伊織、玲瓏さん。」
「おう、」
「はい。」
「それでは。」
「なにちゃっかりついてきてんだよ!?」
「いや、私も由美子様に帰ってこい言われてまして。」
「あの親知ってたのかよ!」
「当たり前ですよ、大富豪獅童家を知らない裏の人間など居ません。」
「いま裏の人間っていったよな!?」
「いやぁ、伊織にばれないか不安だったよ。お母さんh私の事見えてたんだね?」
「はい、当たり前です。」
「ひでぇな!あの親!?なに一人で叫んでんの?とかいったよな!?」
こんな会話をしながら帰った俺達はチャイムを押した。
「ただいま。」
「おかえり、伊織、渚、影っち」
「知ってたのかよ!!しかも影っち!?」
扉が開いた。
「ごめんね〜お父さんに止められてて。」
「俺、父さん死んだと思ってたんだが!」
「何でもありよ。」
「最低だな!」
「まぁ、なんか合ったときのためにトンファー持たせたんだから。」
リビングに入ると渚が駆け寄っていった。
「私にもください!」
「渚ちゃんは危ないんじゃないの?」
「そうだ。許さん。」
「まぁ、いいじゃないですか、渚様も伊織様が守りたいんですよ。」
「むぅ・・・」
「それじゃあ、騎士剣でいいの?」
「はいっ!」
「んじゃあ伊織は太刀ね。」
「思いっきり銃刀法違反!!!」
「大丈夫、我が獅童組は警察も味方だから。」
「家はヤクザ!?」
「父さんがね。」
「こえーよ!昔は優しかったのに・・・」
「あの優しい性格だから警察、商店街が味方なのよ。」
「良いヤクザだな!おい!」
「あっ、あと後ろのデカイ屋敷が有るでしょ?」
そういえば家の裏にはデカイ日本屋敷がある。
「まさか?」
「家よ。」
「うぁぁぁ!!!もっとふつうの家に生まれたかった!!!」
「大丈夫、最初は普通だったでしょ?」
「最後まで普通がよかったよ!!!!!」
「それでは伊織様ではなく伊織殿にしましょうか?」
「私はお嬢様でいいや。」
「はい、お嬢様。」
「俺も伊織様でいいや。」
「渚ちゃんは昔から許嫁だったんだけどね・・・」
「許嫁!?」
「人生で一番幸せな瞬間!」
「でも死んじゃったし・・・」
「ふぅ・・」
「何故にため息!?」
「渚ちゃん、後で私の部屋に来てね。」
「はい。?」
「ま、伊織は影っちと一緒に屋敷にいってなさい。」
「チーッス。」
「伊織様、この血の太刀の練習もしていてくださいね♪」
「ああ・・・普通が良かった・・・」
俺が隠し扉から屋敷に入ると左右にがたいのいい男たちが出迎えてくれた。
「伊織様!お久しぶりです!!」
「えーっと?」
「覚えていないのも普通ですよね、私は組長の右腕、有明風見
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