一章
評定の間×仕合
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穂だった。ほう、麦穂はさっきのよりなかなかやるなと思った。
「ふむ・・・・一見して麦穂の技量を見抜くか」
「お優しい顔して、麦穂様はお強いですもんねー。雛、一度も勝った事ないですし」
「麦穂様、ボクの仇、頼みますよー!」
「犬子のもついでによろしくですー!」
外野の応援にニコっと笑うが、すぐに真剣になる麦穂。こちらはこちらで真剣になるがわざと体のバランスを崩したら、麦穂はこちらに来てやってきた。横撃、斬撃、と来たら今度は下から上にと斬ってきたがこちらも紙一重で躱す。さてと・・・・こちらも能力を使いますか、刀で切り刻もうとしたら躱すが甘い!天閃の聖剣を発動して神速になって動いた。その結果、麦穂は俺の速さについて来れずにそのまま後ろにいき手刀で首を打った。
「勝者、織斑一真!」
俺はすぐに麦穂に行くと気絶はしていなかったから安心した。さすがに天閃の聖剣を使うと、達人であろうとこの速さにはついてこれまい。
「大丈夫ですか、麦穂」
「は、はい。大丈夫ですよ。ただ一真殿の剣捌きについて来れなかった私の負けです」
で次は壬月か・・・・壬月はまた猿と呼ばれた少女からドデカい斧を持ち出した。あんな大きな斧見た事ないが、軽く持ってみた壬月はよしっと言ったが正直よしっじゃねえとツッコミたいが・・・・。
「一応聞くがその斧は何だ?」
「貴殿に敬意を称して我が柴田家の家宝、金剛罰斧を出してやった。光栄に思え」
へえーあれが家宝ねえ。家宝って家に飾っとく奴じゃねえのと思ったのは俺だけであろうか。そして刀を構えると壬月は気を練り始めたので、折角だから壬月の一撃を受け止めてやろう。俺はそう思い擬態+破壊の能力にした。これなら受け止めるだろうが、破壊の聖剣は破壊力に特化されたもの。
「参るぞ!おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
斧が俺に向かってきたが斧を受け止めるようにして刀で受けた。受けた瞬間、俺の足元が凹んだが今は集中だ。斧を咄嗟に刀で受け流してから天閃で素早く動き麦穂と同じく手刀で首に落とした。
「な、何と!?まさか壬月の一撃を受け止めるだけではなく勝っただと!!!」
壬月も同じく気絶はしてなかった。座り込んだが俺が手を伸ばすと掴んでくれた。
「まさかこの私が負けるとは・・・・貴殿はお強いですな。私の一撃を受け止めるのも驚きましたがあなたの実力認めましょう。他の者はどうだ?」
「私は元々認めておりますから」
「雛も異議なーし」
「ちぇー、壬月様がそう仰るなら、ボクも認めてやりますよ」
「犬子はねー、立ち合ってみて、一真様は結構優しい方だと思いますから賛成ー」
「・・・・だそうです」
「よし・・・・ならば決まりだな。結菜も良いな?」
「
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