一章
評定の間×仕合
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いるようですが、雛の敵ではないですね」
言ってくれるなこの嬢ちゃんは・・・・小太刀を抜いて両手で構える雛とか言った嬢ちゃん。和奏よりは隙はなさそうだが、いつも通りにすればいいか。それにハリセンはただのハリセンではないし、擬態の聖剣でしてる。相手の仕掛けを見ようと思ったら、あの嬢ちゃんから白い霧が発生する。と思ったら嬢ちゃんの姿が消えたので、何となく動くと避けた俺だった。
「ありゃー、外したかぁ・・・・」
あれはどういう仕組みだろうなと思いながらまた来たので、今度は軽くハリセンで叩いた。
『スパァァァン!!!』
「きゃんっ!あいたたたた・・・・・その武器地味に痛いよー」
「何とかなったか、・・・・それよりその技は何?」
「これは滝川家お家流、頑張って足を早く動かせば、速く動く事が出来る術!」
お家流って確か情報だと武士が使うスキルの事だったな。修行して得る者や氏の長者しか使えないものなどだったか。
「阿呆。滝川家お家流、蒼燕瞬歩、だ」
「ふふふ・・・・それでーす」
「お家流って何だ久遠?」
「それぞれの家門に伝わる秘技だとでも思っておけ」
まあそういう事にしといて頭の片隅にでも入れておくか。さてと仕切り直しだな。嬢ちゃんはまた消えたがもう気配で分かるわ。ハリセンをブーメランのように投げたら当たった嬢ちゃん。投げたハリセンは俺の手に戻る。
「きゅうぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・」
「よっしゃ!これで二人抜き」
「ふむ・・・・姿が見えない相手に良くぞ勝てたな。・・・・どうしてわかった?」
「気配で何となくだ。それだけの事」
と俺が喋ってると次は誰だと思ったらまるで犬みたいな子が出てきた。
「じゃあ次は犬子の出番!良いですか?久遠様!」
「許す。存分にやれぃ」
「やった!へへっ、織田赤母衣衆筆頭、前田又左衛門利家、通称犬子が一真殿のお相手をいたしまーす」
さっきから黒母衣とか赤母衣とか聞くが、何だろうと思いケータイでこの世界の情報を見たらこう書いてあった。赤母衣衆は、犬子が率いる久遠近侍のエリート部隊。母衣を纏って戦場を走る事は、良い事だとか。
「織斑一真だ」
「では両者構え!始め!」
始まって早々、槍を避けてハリセンで一発したら終わってしまった。この子本当にエリート部隊の筆頭かと思うくらいだった。
「きゅうぅぅぅ〜・・・」
「勝者、織斑一真!」
「これで三人抜きか。・・・・やるとは思っていたが、なかなかどうして。強いな一真」
「そりゃどうも。次からは少し本気でやらせてもらう」
と言ったらハリセンから刀になった。刀になった事で驚きはしたが、あとで教えてやるよと言っておいた。次は誰かなと思ったら麦
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