一章
評定の間×仕合
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の実力が知りたいらしい。で、屋敷の庭に向かったらもう準備がされていた。お早い準備な事だ。
「先ほど先駆けが参りましたのでご準備させていただきました」
俺はなるほどと思いながら空間から刀を取り出した。皆どこから取り出したんだろうと不思議に思っていたが・・・・。
「両者、位置につけ!」
「謝るなら今の内だぞ!」
「何で俺が謝らなきゃいけない訳だ」
「ボクに勝てる訳ないからに決まってるだろう!黒母衣衆筆頭、人呼んで織田の特攻隊長、佐々内蔵助和奏成政!」
「織斑一真」
で俺は刀を構えると佐々は、猿と呼んだ少女に槍を持ってこさせた。何か槍の先に何かついてるな、何だあれは・・・・?
「槍ねえ・・・・なあその槍は何だ?」
「ただの槍だと思うなよー!この槍は国友一貫斎の絡繰り鉄砲槍!」
国友一貫斎って確か近江国友村に住む鉄砲鍛冶。鉄の芸術家として、多くの鉄砲を作っていると言われる者か。
「おいおい鉄砲かよ。そんなのアリ?」
「へへん。ただの刀でボクとこの槍に勝てると思うなよー!」
「ふーん・・・・じゃあ俺は武器を変えよう。これだ」
俺は刀を空間に入れてある物を取り出した。そう俺専用のハリセンだ。ハリセンを見た者達は笑っていたが、まあいいか。三若にはこれで充分だろう。
「では尋常に始め!」
「一発で仕留めてやる!そりゃーーーーーっ!」
俺は左手でハリセンを持ちながら右手で拳銃を持った。撃った瞬間、和奏の弾と俺が撃った弾が同時に当たった事に皆驚きを隠せなかった。
「ってそっちも鉄砲を持っているだと!それもボクの弾と当たるなんて何て奴だ」
「へへーん、こっちだって持ってるのさ。・・・・って何してるんだ?」
和奏と言った少女は何やら作業をやっていた。
「お前何してんの?」
「ん、一発撃ったから、筒の中を掃除して、玉薬を籠めなきゃダメ何だよ。んしょんしょ・・・・」
何だそれ?つまり今がチャンスって事か。と言う事で掃除してる間に、懐に入り込んで思いっ切りハリセンで殴り叩いた。
『パシイィィィィィィィィィィィイン!!!』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・!?」
声にならない悲鳴をあげてから和奏は気絶する。おいおい・・・・軽くやったのに気絶するとか大丈夫かこいつ。
「まあこれで一勝だな。・・・・次は誰だ次は」
「うむ。良い手際なり!あと一真、お前も鉄砲を持っているとは知らなかったが、お前が持ってるのは小さいんだな」
とか言ってたがまあいいだろう。次は誰だと思ったら紫の髪をした者が前に出てきた。
「次は君と相手かな?」
「はいはいー、和奏ちんとの立ち合いは見せていただきましたよ。その武器は紙で出来て
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