一章
夜の散歩×鬼の殲滅
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
俺は久遠にしばらく散歩に行くといって行った。得物は持ってるかと聞かれたが、俺は持っているし翼で対処できると言ってから行ったけどな。で、今は散歩中だが左耳には通信機をはめていた。あの部屋に盗聴器を仕掛けたのだが、たぶん俺が散歩に行った後に何か話するんじゃないかなと思ってね。
『やれやれ。落ち着かない奴だな』
『殿、私達は納得いたしましたが三若にはどう説明させるおつもりですか?』
『予想なら戦う事になるだろう、家中が納得する事はどのくらいの強さかを持つかだ』
『なるほど・・・・それなら納得できるでしょうね。それにあの姿を見せれば誰でも納得すると思いですが、気になる事があります。なぜ田楽狭間に突如舞い降りた、天より落ちたる人の子いや神様。なぜ、あの方はあの場に顕現したのでしょうか?』
『よい、それまでは我らだけの秘密だ。実は我も気になっているが、どうして我の目の前に落ちてきたのか?神も仏も信じないがな』
『何かの縁があると?』
『縁があるのか、因となるのか・・・・しかし我らの道を切り開いた田楽狭間に顕現したという事に、何かしらの意味があると思う。それにあのような登場な仕方をした一真を他のうつけ共に盗られるのは癖に障る』
『確かにあのような強さを持つ者を他の勢力に渡ると面倒になりますな』
『そう言う事だ。ああいう訳分からん者は手元に置いて監視か管理すればよかろうしな』
『しかし、あの方は一体何者なのでしょう?』
『それは追々分かるだろう。結奈、奴はしばらくこの屋敷で預かる。世話をせい』
『わかったわ・・・・それに私にはもう疑いは晴れてるから心配無用よ。それより久遠が恋人ってのは本当なの?』
『ああ・・・・奴は既に結婚をしているようだ。どんな奴かはまだ教えてもらってないが、奴が帰ってきたら風呂を馳走してやれい。いつ帰ってくるか分からんからな』
『そういえば、昨今、市井では怪事件が多発してますが大丈夫でしょうか?』
ほう、もしかしてデウスが言ってた鬼の事かな?どんな奴かはまだ分からんけど今現在持ってる武器で何とかなるだろうし、拳銃の弾も貫通能力があるものにしてある。
『例の人肉を食べるという鬼か・・・・その後、どうなっておるのだ?』
『目明しを使って調査してますが、情報不足により分かっておりませぬ。それに使っていた目明し者が次々と姿を消してまして』
『殺されたという事か?』
『恐らく』
『デアルカ・・・・・麦穂』
『畏まりました。数人引き連れて彼の人をお迎えに上がりましょう』
『ふむ・・・・・では私も付き合おうか』
『あら。鬼柴田様が同行して下さるのは、千人力でございますね』
『抜かせ。お前との対戦では五分ではないか』
『
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ