一章
夜の散歩×鬼の殲滅
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し・・・・・大丈夫でしょうか?」
「分からん。が・・・・他国に行かせるには惜しい人材だというならば、この程度の難局は乗り切ってもらわないとな」
「意地悪ですよ。壬月様、危なくなったらすぐに助けに入ります。そのおつもりでいてください」
ほー・・・・俺の後ろにいるが結界を張っているから入れないと思う。さてと、後ろにいる柴田と丹羽に俺の戦いを見せるか。俺は二人がいるとこまで下がった。そしたら奴も来たけど、二人は見ているが丹羽の方は俺がピンチだと分かってかこっちに来ようとしたが結界によって跳ね返された。
「麦穂大丈夫か。これは見えない壁のようだ。結界か何かか?」
「はい。見えない壁があるとは思いませんでしたが大丈夫です。鬼はあと五匹いるようですが、大丈夫でしょうか」
とか聞こえていたが、こちらは大丈夫だ。俺は近づいてくる鬼を拳銃で次々と脳天に撃ち放った。あと一匹だな。鬼は逃げようとしたが結界を張ってあるから逃げられないので、拳銃をしまって刀を両手で持ち一気に切り刻んだ。ふう駆除完了。俺は刀を空間にしまってから結界を解除してから後ろにいる二人に近づいた。
「これはこれは・・・・わざわざ俺の戦いを見てたのですかな?」
「一真殿、ご無事ですか?」
「ええ・・・・まあ無事ですよ。それよりあなた貴女達は?」
「丹羽五郎左衛門長秀。通称は麦穂と申します。以後、お見知りおきをくださいませ」
「ああ先ほど久遠の屋敷にいた者ですね、俺の名は織斑一真という」
「私は柴田権六勝家、通称壬月という」
俺はどうもと言って挨拶をする。まさか本当にあの丹羽と柴田だとはね。
「先程の話は聞いてましたよ・・・・俺の跡をついて来たんですよね?」
「なぜそれを・・・・一真殿が離れた後の会話は聞こえないはずですが」
俺は先程の会話をボイスレコーダーで再生ボタンを押して二人に聞かせた。最初は何か面妖な術かと警戒されたけど、再生を終えるとボイスレコーダーをポケットに入れた。
「あの部屋に盗聴器を仕掛けさせてもらっただけの事、それをこれに耳を当てて聞いていただけだ」
「それは絡繰りか何かか?」
「まあ未来の技術とでも言っておこうか、それよりあれは何なんだ?」
「何、と問われれば、分からんとしか言いようがないが」
「ですが私達は、人を喰らう妖の存在として、奴らの事を鬼と呼んでます」
やはり鬼か、あの存在は本来この時代にいる存在ではないからな。話を聞くが何をしに来ているのか、全く分かっていないことらしい。何とか対策はしてるようだが・・・・と言っても対策は夜は出かけないようにとの事だ。
「ところで二人は俺に何用で来たのですかな?」
「久遠様に頼まれて、あなたをお迎えに行ったの
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