第十三話 聖剣ですか過去話ですか
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「じゃあ、その剣は本物の聖剣なんですか?」
「ええ、聖剣の一つね。先ほど説明した伝説の聖剣ほどではないけれど、本物だわ。となると、この男性が聖剣使い・・・・・・。なるほど、私の前任悪魔が消滅させられたと聞いてはいたけれど、その理由がこれなら説明もつくわ。でも、確かーー」
おおっと、部長が何やら独り言を始めてしまった。何か思い当たることがあるのかな?
「・・・・・・もう寝ましょう。あまりあれこれと考えていても祐斗の機嫌がおいそれとなおってくれるわけでもないわ」
そう言うと、部長は服をーー脱ぎ出した!?
「ぶ、部長!?な、なんでここで服を脱ぐんですか!?」
「何故って、私は寝るとき裸じゃないと眠れないってイッセーも知っているでしょう?」
「いやいやいやいやいや!そうじゃなくて、何故俺の部屋で!?」
「あなたと一緒に寝るからに決まっているでしょう」
ブッ!
お、俺の鼻からおっぱいに対する愛が溢れる!
うおおおおおおっ!女の子に「一緒に寝たい」なんて言われるとは!
「なら、私も寝ます!イッセーさんと寝ますぅ!」
おいおいおいおいおい!アーシアまで脱ぎ出したぞ!?
ダメだよアーシア!部長の真似しちゃダメだよ!
「部長!アーシアに悪影響です!服を着てください!」
「悪影響?それは随分な言い方ね、イッセー。私が裸で寝ているのは知っているでしょう?あなたは私と何度か寝ているのだから」
「・・・・・・な、何度も寝た・・・?そ、そんなイッセーさんと部長さんが・・・?」
相当なショックを受けているアーシア。涙目でプルプルと震えている。
二人の間で何が起きているんですか!?
「アーシア、今夜は私に譲りなさい」
「嫌です。・・・私だってイッセーさんに甘える権利があると思います。私だってイッセーさんと寝たいんです!」
アーシア!そんなに俺と寝たかったのか!複雑だが凄い嬉しいぞ!
二人の間で火花が散る。どうしよう、凄く気まずい。段々と息苦しくなってきた。酸素が足りてない!
「では、イッセーに決めてもらいましょうか」
「イッセーさん、私と寝てくれますよね?」
どちらかを選ぶなんて俺にはできないよ!
この日ほど、紫さんの話術が欲しいと思ったことはない。
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「・・・・・・ふぅ」
俺は台所で水を一杯飲んだ。
「・・・・・・ふぅ」
・・・・・・何故か紫さんがいる。何故?
「相変わらず深夜に五月蝿いから責めて結界でも張りなさいって注意しようと
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