スーパーロボット大戦OG外伝
0515話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
スレイ、フィリオ、オウカの3人を魔法球に案内した翌日、俺の姿は再びスパロボOGsの世界にあった。イスルギ重工のミツコに対してバルトール事件に関しての報告だったり、約束してあったマジックアイテムやハロウィン・プランの中でも量産型ゲシュペンストMk-U改のデータを譲渡するという目的だ。バルトール事件の方に関しては昨日通信を貰った時に軽く説明はしてあるので、主な目的に関しては後者がメインだけどな。
そんな訳で、これまでのようにイスルギ重工本社の受付へと向かう。
「アクセル・アルマーだ。社長のミツコ・イスルギと約束があって来たんだが」
「はい、確認しますので少々お待ち下さい」
受付嬢にそう言われてどこかに連絡しているのを眺めていると……
「おい、あれ。確か以前にここで修羅場を演じていた……」
「ああ、なんか気の強そうな女とホテルにしけ込むとか何とか言ってた奴だな」
「いや、浮気がバレて寝技で強引に解決に持ち込んだんだろう?」
「今日も誰か女を口説きに来たのかしら。……あの顔なら私は全然OKなんだけどな」
「ちょっと、よしなさいよ。何でもあの人うちの社長の知り合いらしいわよ?」
「げっ。いやまぁ。確かにうちの社長は美人だけど……」
……スレイとの一件に関してはどうやらまだ忘れ去られていないらしい。
おまけに、俺の相手をしていた以外の受付嬢もどこか興味深そうにこっちへ視線を向けているしな。つーか、そこの右端にいる受付嬢。お前は確かストライクダガーとかを提供する時に地下格納庫まで案内しただろうに。
内心で溜息を吐きつつ待っていると、やがて確認が終わったのだろう。受付嬢が席を立ち、俺をエレベーターの前まで案内する。
「このエレベーターを使えば社長室まで直通ですので」
「助かる」
短く礼を言い、エレベーターに乗り込み……やがて数分もしないうちに俺の姿はイスルギ重工ビルの最上階、社長室の中にあった。
「連絡が遅くなったな」
執務机で何らかの書類を眺めているミツコだったが、俺のその声を聞くと読んでいた書類を机の上に投げだして小さく首を振る。
「いいですわよ。そちらにしても色々とあったんでしょうし。……それにしても困りましたわ。まさかソーディアンなんて物が現れてスカルヘッドをエネルギー無効化範囲内に取り込んでしまうなんて。これであそこを手放す事にでもなったら結構な損失になりますわね」
溜息を吐きつつ、手元に置かれていたカップを口に運ぶミツコ。
「まぁ、それでもバルトールの中枢コアを私達の手の者として派遣されていた名目のアクセルが破壊してくれたので、今回の件に関してイスルギ重工として最低限のケジメは付けたと連邦軍の方でも認識しているから、これ以上経済的損失は広がらないで済みそうです
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ