スーパーロボット大戦OG外伝
0515話
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が……」
「やっぱり俺達か?」
インスペクター事件の、ある意味首謀者とも言えるシャドウミラー。その幹部であった俺がイスルギ重工の勢力としてバルトール事件に介入したのだ。連邦軍としては面白くないだろう。
「そうですわ。特にインスペクター事件で色々と貴方達にやり込められたケネス少将は色々とお冠です。もっとも、飼い主であるグライエン大統領の方から手を回して貰ってどうにか抑えて貰いましたけど」
「飼い主、ね」
その言葉からも、ミツコがケネスをまともに相手にしていないと言うのは明らかだった。いやまぁ、元々の世界で関わり合いがあった俺としてはそれが正解だとは思うけどな。
苦笑を浮かべつつも空間倉庫から量産型ゲシュペンストMk-U改の各種データが入ったディスクと、転移札5枚を取り出す。
「こっちの札はマジックアイテムだから後で説明する。取りあえずはこのデータだ。中身はオルレアン研究所で入手したハロウィン・プラン、その中でも量産型ゲシュペンストMk-U改についてのデータだ。ただし知っての通り、この機体はロールアウトしたばかりで蓄積データがまだまだ少ない。その辺についてはそっちで何とかしてくれ」
ディスクを近くのコンピュータに読み込ませて内容を確認しながら頷くミツコ。
「ええ、確認しましたわ。ありがとうございます。確かにまだ蓄積データは少ないですが、十分私達が開発するべき機体の参考になります。特に武器のフォールディング・ツーウェイ・キャノン、通称F2Wキャノンですか。これに関しては興味深いですわね。それにハードポイントに関しても」
口元に笑みを浮かべつつコンピュータからディスクを抜き取るミツコ。
ただし笑みとは言っても、その笑みはどちらかと言うとニコリと表現するよりもニヤリと表現すべき笑みだった。
「ハロウィン・プランのデータに関してはこれでいいですわ。それで、肝心のマジックアイテムについてですが……」
そう言い、執務机の上に存在する5枚の転移札へと視線を向ける。
「この札がマジックアイテムなのですか? 具体的にはどのような?」
「そうだな、実際に使ってみるのが一番早いだろう。ちょっと立って俺の肩にでも触ってくれ」
「は? まぁ、構いませんけど」
俺の言葉にミツコが頷き、座っていた椅子から立ち上がって俺の肩に触れてくる。
……それにしても、今日もチャイナドレスなんだな。趣味か?
そんな風に思いつつ、肩にミツコが触れているのを確認して執務机の上に置かれている転移札を手に取る。
「いいか? 危険は無いが、一応念の為だ。決して俺から手を離すなよ? それと一応念の為に目を瞑っておけ」
その言葉にミツコが頷いたのを見て、転移札へと魔力を通しながらストライクダガーとガン・ル
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