一章
現状×恋人
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は困った相談だな」
「なぜだ?我が妻になれば衣食住は確保できる出来るというのに」
「俺には既に妻がいるのだよ。つまり妻子持ちだ」
俺がそういうと久遠は固まっていたが、しばらくすると復活した。だが、俺に妻がいるとの事でしばらく考えたが、なら我が恋人でしかも愛妾ならどうだと案が来た。側室も埋まっているというのは言ってある。
「お、いいのか?久遠が恋人でも構わないというのは」
「形式的には我の夫になるが正確には恋人となるが、そちらは既に結婚をした妻がいる。という事は我は恋人になるしかないと思ってな」
意外だな、てっきり妻になりたいと思ったが案外すぐに解決したけど。そういえばさっきから別の気配を感じるからか誰なのだろう?
「そういえば腹減ったな、一週間眠りっぱなしなんだっけ俺?」
「それもそうだろう。今すぐ飯にさせようが、我はまだ公務が残っておる。夜にでも、もう一度話を聞かせろ。絶対だぞ?約束だからな」
そう言って行ってしまった久遠。一応奏に連絡はしておこうが、愛妾で決定したと言うのは早いなと思った。一応何か没収されてないかチェックしとこうか、拳銃二丁にナイフにと。空間に聖剣エクスカリバーは大丈夫だろう、一応空間に手を入れたらあったし。さて、外はどうなっているかなと思いながら障子を開けたらそこはまるで庭園だった。するとさっきから外に気配が感じると思ったら、そこから声がかかった。
「あの・・・・お客様。よろしいでしょうか?」
声がかかったので道具をしまい、一応翼だけは出しておこう。この翼はただの翼ではない、攻撃や防御に使う事が出来るからな。それに神仏の類だという証明にもなるし。
「はいどうぞ」
「ただいま、お食事をお持ちいたしました。給仕を承ります、私、織田三郎が妻、帰蝶と申します。ふつつか者ではございますがよしなに。・・・・その翼は!」
「ん?この翼か。これは本物だが、それにしても腹が減っているのでな。頂こう」
目の前にご飯があったので頂く事にした。ちなみに翼はしまっているけど、この子に敵意が感じなかったからだ。で、食べているけど何か視線を感じる。そう思い口の中にある物を飲み込むと帰蝶と言った人を見たらこちらを見ていた。
「何か用かな?御嬢さん」
「あなたは本当に久遠の夫いや恋人になるのですか?恋人というより愛妾の方ですが」
「まああちらから言ってきた以上断る理由はない、それに君が言いたい事は理解しているつもりだ。俺が久遠の恋人または愛妾にはなれないと思っている・・・・違うか?」
「はい、あと先ほど話を『やはりさっき盗み聞きをしてたのは君か。気配で分かったけど』あ、はい。盗み聞きはよくないと思ってましたが神と言う言葉に思わず聞いてしまいました。申し訳あり
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