友の背中を追い続けた小さな勇者が居た そして彼は今友との約束を果たす
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その後儂にとって更に予期せぬ事が起こった
長年恨み憎んできた孫悟空が突発性の心臓病で
この世を去ったのだ
なんとも呆気ない最期じゃった あれ程大勢の
人間を殺してきた悪魔が病気一つで死んで
しまったのだから
一体孫悟空とは何者だったのだろうか
奴には何か儂等の知らない重大な秘密が
隠されていたような気がしてならない
まるで天使と悪魔の二つの存在が入り交じって
おるかのようじゃ
しかし本人が死んでしまった以上それは最早
知る術はない
そして孫悟空が死んだ事により仲間達は益々
一致団結し打倒ドクターゲロを掲げておる
ようだ
それでも儂は例え戦う力を与えようとも2人を
戦う為の道具にするつもりはない
もう一度孫悟空の仲間達に接触し全てを
打ち明けてこようと思う 何も儂は彼らにまで
孫悟空を憎めとは言わない
只儂は彼らに知って欲しい 最後まで世界の
平和を望んだ兄の事を 皆に悪魔と罵られ
蔑まれながらも最後まで市民を守ろうとした
レッドリボン軍を人間として弔って欲しかった
たった一言で良い 彼等は悪魔ではなく
人間だとそう言ってほしい
ホープ「お爺ちゃん」
スピア「お爺ちゃんはずっと1人で苦しんで
来たんだね」
レッド「ゲロ・・・済まん 何も出来なかった
儂を許してくれ」
ゲロ「レッド・・お前のせいではない」
ギリィイッ
隊長「・・(この世から消えてしまいたいとは
正にこの事だ 本当に私は今まで何を見て
いたんだろうなぁ・・こんなにも人間味溢れた
素晴らしい彼等を何故私は理解出来なかった
否理解しようとしなかった・・やはり私は
断罪されるべき人間だ・・みどり済まない
・・娘達の事は頼んだよ)・・」
漸く接触する事が出来た孫悟空の仲間達に
何とか説得を試みたが信じては貰えんかった
最早戦いは避けられんじゃろう
だが儂は孫悟空と違って破壊者になるつもりは
無い 孫悟空とその仲間達を殺したら
二人の孫と故郷の村に戻り一緒にひっそりと
暮らそうと思う
そして儂は信じている 何時かきっと
もう一人の孫であるサムと一緒に家族四人で
陽の当たる世界で平和に暮らせると
そんな日が来るとそう信じている
孫悟飯「ねぇお母さんヤムチャさんは家族と
再会出来なかったのかな?」
チチ「そっだなぁ・・きっと何か理由が
あったんだべ」
牛魔王「もしかしたら記憶が戻ってなかった
のかもしれねぇな」
「此処でゲロ氏の日記は終わりです
そして次はホープ君とスピアちゃんの日記です
・・〔ギュウゥ ポタリ
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